小林美和 医師 (こばやしみわ)

こばやし皮膚科クリニック

福岡県北九州市八幡東区高見2-8-5

  • 皮膚科
  • 副院長

美容皮膚科 皮膚科

専門

皮膚真菌症、ざ瘡(ニキビ)、スキンケア

小林美和

小林美和医師は、研究者としての専門領域は真菌症、皮膚免疫。日頃の診療では、ざ瘡(ニキビ)をはじめとする皮膚科疾患の予防から診断・治療、さらに日常的なケアに至るまでトータルな診療を心がけている。女性によく見られるシミ、シワに対しても女性医師ならではの視点で対応し、患者からの信頼も厚い。かゆみ・痛みなど肌の異常からはじまる各種疾患(帯状疱疹、とびひなど)について解説するなど、TV番組などのメディアを通じて正しいスキンケアの重要性やその方法を説く機会も多い。

診療内容

男性ホルモンの分泌が盛んな思春期にできやすいニキビは、皮脂が毛穴をふさぎ、炎症からアクネ菌が増殖して起こる。悪化すると膿となり、放置すると痕が残ってしまう点が厄介である。早期に病院で適切な治療を受ければ痕を残さずきれいに治癒するが、「たかがニキビくらいで」と尻込みして逆効果のケアで済ませるうちに悪化することが少なくない。洗顔しすぎてゴシゴシこする、汚い手で触る・つぶすなど、かえって炎症がひどくなりがちである。ざ瘡(ニキビ)治療に詳しい小林医師は次のように語る。「実際に、病院で受診するニキビ患者は、自己処理で治らなかったから受診するという人が多いのです。自分で行うニキビケアは指導に基づいた正しい知識が必要。吹き出物ができたら悪化する前に(もちろん軽いニキビでも遠慮せずに)受診することです。多くの場合、受診のタイミングが早いほど、早くきれいに治ります。できれば軽症の白いニキビのうちに受診するのが理想ですが、赤くなったり膿みをもったりしていても、さらなる悪化防止のために受診してください」
ニキビ治療にあたっては外用薬のほか、内服薬、面皰(めんぽう)圧出、ケミカルピーリング(保険適用外)などその人に合ったものを医師と相談のうえで選択できるという。外用薬は、炎症が軽いニキビから症状の起こったものまで(外用レチノイド、イオウ含有ローション、外用抗菌薬など)、そして内服薬も症状によって抗菌薬、漢方薬、ビタミン剤(補助的に使用)などが処方される。面皰(めんぽう)圧出は、炎症の無いニキビをスプーン状の器具で圧迫し皮脂や角質を押し出すもの。「それなら自分で膿を出せばいい」と勘違いする人もいるが、雑菌のついた手で触れると炎症を起こして悪化することもある。ひどくなると膿が出たり痕が残ったりするので、気になって触ってしまうくらいなら適切な処置を受けたい。 また、ニキビに対する日常のスキンケアにおいては、こすらない、つぶさないといった刺激を控えることに加え、洗浄、保湿、紫外線防御が大切であると小林医師は述べる。
「皮膚科で指導するスキンケアの3本柱というものがあります。それは洗浄、保湿、そして紫外線の防御です。スキンケアの基本である洗浄は言うまでもありませんが、保湿は脂と水で膜を作り、細菌や化学物質から皮膚を守る働きもあります。洗浄の後にしっかり保湿することが大切です。また、日焼けにより皮膚の抵抗力が下がることで菌が増殖したり、炎症後の色素沈着からシミになるので、紫外線から皮膚を守ることが欠かせません」。日焼け止め使用にあたっても、肌に合ったもの、ニキビができにくいタイプの処方を受けることが必要であるという。
ニキビの原因である皮脂分泌は男性ホルモンの影響で盛んになるが、これは女性にも存在するホルモンである。つまり男女関係なく思春期にはニキビができやすいと言える。ただし女性の場合は月経周期との関連でニキビが出やすい時期がある。また、女性の場合、ニキビを隠すために厚塗りのメイクを重ね、どんどん悪化してしまうケースが後を絶たない。毛穴をふさぐほどの厚化粧は避け、クレンジングを徹底すればメイクをすること自体に問題はない。ニキビができやすい部分を避けたポイントメイクで視線をそらすテクニックも効果的だ。
「皮膚疾患の中には女同士のほうが話が早い、という場合もあるのではないでしょうか。トラブル時のスキンケア、メイクについて、ニキビについて、シミやシワについてなど、気軽に相談してほしいと思います」(小林医師)
皮膚科においてニキビは重要な病気の一つであり、治療法も日々進歩している。病院で自分に合った治療を受けるためにも、まずは早めに医師に相談したい。

医師プロフィール

1996年3月 香川医科大学 卒業
1996年4月 産業医科大学皮膚科入局
1998年 北九州市立八幡病院皮膚科
1998年 産業医科大学皮膚科専修医
2001年 同助手
2005年 同講師
2014年4月 こばやし皮膚科クリニック副院長

「美容皮膚科」を専門とする医師