秋田浩孝 医師 (あきたひろたか)

藤田保健衛生大学病院

愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98

  • 皮膚科
  • 准教授

美容皮膚科 皮膚科

専門

皮膚科一般、レーザー治療(各種あざ、美容皮膚科)

秋田浩孝

秋田浩孝医師は美容皮膚科・美容外科分野におけるレーザー治療の専門医。最新のスキンリジュビネーション(若返り)に関するレーザー治療の研究実績も豊富である。老人性色素斑や肝斑などシミをはじめとする加齢症状への診療・治療に加え、先天性のアザをもつ乳児に対する早期レーザー治療にも専門的かつ積極的に携わってきた。また、大学病院では珍しくモノポーラ型ラジオ波治療機器(サーマクールTM)を導入した顔面たるみ治療も手がける。同院のほか一宮市内のクリニックでも診療を行っている。

診療内容

年齢を重ねるにつれ、多くの女性が悩む「シミ」「くすみ」。これらは肌の老化を表す一つのサインだといわれる。近年のアンチエイジングブームから、こうした症状を主訴としてレーザー治療を熱望する患者が増加している。
「シミ」は、アンチエイジングに無関心だった若い頃に浴びた紫外線が、長年を経て肌の老化によって現れるものが多い。原因から見ると、皮膚を作る角化細胞の異常が原因でできるシミと、メラニン(肌の色素を作る細胞)の異常が原因でできるシミの2つに分かれる。前者の角化細胞の異常でできるシミの代表的が「老人性色素斑」や老人性のイボである。一般的にシミとは、この老人性色素斑を指すことが多い。一方、メラニンの異常でできるシミには「肝斑」と「そばかす(雀卵斑=じゃくらんはん)」があるほか、ニキビ跡や化粧品使用による炎症後にできるシミなど、一言に「シミ」といっても原因や種類は思いのほか様々である。
秋田医師はこの「シミ」や、さらに「アザ」に対する診療・研究を専門に行ってきた。現在は同科のレーザー外来において診療にあたっている。「大学病院では珍しいと思いますが、当院ではシミやたるみなどに対するレーザー治療も積極的に行っています。シミに対しては、レーザー治療、薬物治療(内服薬・外用薬)、光治療(現在、同院には該当機器はなし)などがあります」と秋田医師は語る。
治療で保険適用となるのは、先天的なアザの治療の場合である(太田母斑・異所性蒙古斑・イチゴ状血管腫・単純性血管腫・毛細血管拡張症・扁平母斑など)。後天的なシミのレーザー治療については、基本的に保険適用とならないが、同院レーザー外来では、美容皮膚科疾患(老人性色素斑、脂漏性角化症、その他)に対しても自費診療ではあるが診療対象としている。老人性色素斑や両側性真皮メラノーシス(両頬に点状に多発するアザ)の治療は、現在ではQ スイッチレーザーと呼ばれる治療が主体であるという。一方、肝斑についてはこれまでレーザー治療は禁忌とされてきたため、市販の内服薬に頼ったりしながら根本的な治療をあきらめる人が多いのが実情であろう。しかし「まだ検討段階ではありますが、最近では肝斑に対する低出力Q スイッチNd:YAG レーザー治療の有効性が報告されつつあります」と秋田医師は語る。「治療に際しては的確な診断が第一。まず病理組織検査やダーモスコピー診断を積極的に行うことが肝要です。疾患の病態生理から考え診察する医師こそが、シミ・くすみ治療をあきらめない気持ちをもつことが重要なのです」。また、同院は全国の大学病院皮膚科・形成外科の中で先駆けて、顔面のたるみに対しモノポーラ型ラジオ波治療機器(サーマクールTM)を導入し治療を行っている。同科ではあらゆる皮膚疾患を診療しているが、特に接触皮膚炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の治療では日本有数の実績を誇り、悪性・良性皮膚腫瘍、皮膚潰瘍、熱傷などの皮膚外科についても診断・治療から緩和ケアに至るまで総合的な医療を提供している。専門外来としてアレルギー外来、メディカルメーク外来(尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、酒さ、肝斑、膠原病などの患者に対するメーキャプケア教室、がん患者が元気を取り戻すためのメディカルメーク外来)やアトピー性皮膚炎セルフケア教育入院(6日間入院してセルフケアができるように学ぶプログラム)を設け、皮膚トラブルを総合的にサポートする治療体制が整っている。
「近年のアンチエイジングブームや保険診療の制約により、さまざまなレーザー機器を購入する医師が増加しています。施術も簡単で、治療を受けた側の満足度も高いため導入されるのですが、満足のいく結果が得られず問題となることも少なくありません。中にはエステで治療を受けて悪化したと違法的なことを訴えて受診される方もいます(治療ができるのは医療機関のみであり、使用できる機器も違います)。まず治療に入る前に専門医に相談し、本人が納得した上で治療に入ることが大切です。例えばシミ一つとっても種類はさまざま。正確な診断を受け、その人の症状にあった治療法を選ぶことが重要です」と秋田医師はいう。
気になる症状があっても美容皮膚科や美容外科を受診するのに抵抗がある人、年を取ったから当たり前・仕方ないとあきらめている人…このような人も、まずは相談する気持ちで受診してみるとよいだろう。

医師プロフィール

1995年3月 藤田保健衛生大学医学部卒業
1995年 藤田保健衛生大学病院研修医
1997年 藤田保健衛生大学医学部大学院 医学研究科 博士課程入学(皮膚科学専攻)
2001年 藤田保健衛生大学医学部大学院 医学研究科 博士課程卒業
2001年 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学助手
2002年 米国Harvard Medical School皮膚科学教室(Wellman Center for Photomedicine, Massachusetts General Hospital)太田母斑の合併症の1つである眼球メラノーシスに対するレーザー治療法の開発・研究にてRox Anderson教授に師事
2004年 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講師
2010年 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学准教授
1997年から2001年まで城北病院(京都市)、鈴木形成外科(京都市)においてレーザー治療を学び、2004年より同院で皮膚科レーザー外来を開設している。

「美容皮膚科」を専門とする医師