下田貴子 医師 (しもだたかこ)

しもだ皮ふ科クリニック

東京都港区高輪3-8-17 メディカルプライム高輪4F

  • 皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科
  • 院長

美容皮膚科 皮膚科 アレルギー科

専門

皮膚科学、美容皮膚科

下田貴子

下田貴子医師は日本でいち早く設立された日本医科大学皮膚科学教室の美容外来を担当し、指導者を務め、同大学付属病院皮膚科医局長を務めた後、2010年に希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニックを開院。IPLによるシミや赤ら顔等の治療、ニキビやシミ・くすみに対するケミカルピーリングを得意とする。一般向けの美容セミナー等も行い、皮膚科学会認定の皮膚科専門医、美容皮膚科・レーザー指導専門医として美肌や美白、ニキビ、シミ、くすみ、たるみ等への効果的な施術やスキンケア等についてのアドバイスを行っている。2017年12月よりしもだ皮ふ科クリニックを開院。皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科の診療を行っている。

診療内容

下田医師は、レーザーやIPLによるシミや赤ら顔などの治療、ニキビやしみ・くすみに対するケミカルピーリングを得意とする。ケミカルピーリングに用いる薬剤は主にグリコール酸とサリチル酸の2種類で、表皮細胞にこれらの薬剤によって軽い炎症を起こさせる。このときに皮膚の修復を促すシグナルが出て皮膚の新陳代謝を高め、メラニン色素の排出を促進させることでくすみやシミに効果を発揮する。こうしたアンチエイジング効果のほかに、ニキビの治療法としても注目されている。ピーリングには角質のごく表面を溶かす作用があるが、この作用により角質をやわらかくすることで皮脂腺にたまった汚れ等が排出しやすくなるためである。サリチル酸の濃度は30%、グリコール酸は25%から70%までに濃度を調整して用いる。グリコール酸を用いた場合は肌がかさかさした感じになりやすいので、乾燥肌の人にはグリコール酸ではなくサリチル酸を用いるなど患者の皮膚の症状を診断して、対象となる疾患や年齢、肌の状態に合った薬剤とその濃度を調整して用いている。
「薬剤を塗ると顔が多少ひりひりする場合がありますが、肌の反応を見ながら治療を行うので心配はありません。肌の荒れている方は2~3日後に部分的にかさぶたができたりしますが、通常の施術ではかさぶたはできません。外国では全体にかさぶたができるようなピーリングを行うこともあるようですが、日本人の場合は深くピーリングすると色素沈着になりやすい傾向があるため、全体にかさぶたになる治療はしません」と下田医師。
ただ、濃いシミの場合はその部分だけにかさぶたを作る治療を行う場合もある。その場合も皮膚の状態にあわせた適切な処置、スキンケアを行うことで改善するので心配はない。
施術後のホームケアについては「ケミカルピーリングも光治療も、どちらも皮膚の表面に軽い炎症を起こさせるので紫外線に注意することと、ピーリングは施術後に肌が乾燥しがちになるので保湿を心がけることが重要です」と下田医師。
光治療による施術については、IPLという装置を用いて肌質の改善を行っている。波長は有害な短波長である紫外線をフィルターによってカットした420~1200nmの広帯域波長の光を用いている。IPLの特徴はメラニン等の黒色素に反応する光波長と、ヘモグロビン等の赤色素のどちらにも働きかけることができる光の技術を用いることで、シミ、ソバカス、くすみのほか、顔の赤み(毛細血管の拡張、あから顔)や毛穴の開き、小じわ、たるみや肌質改善(コラーゲンの生成による)、ニキビ跡など複数の症状に同時に効果がある治療を行うことができることにある。フラッシュ光はマイルドな治療であるため、通常は複数回の治療を必要とするが、強い痂皮ができるなどの症状が少ないため、施術後もガーゼをする必要もなく、普段と変わらない生活が可能である。
IPLの照射後はお化粧などもでき、自宅での洗顔、スキンケア等も普段と変わりなくしてよい。施術後は肌が乾燥することがあるので保湿を心がけ、日焼け止めクリーム等をこまめに塗り、紫外線を浴びないことが大事である。通常はかさぶたはできないが、効果を早く得たいという患者の希望がある場合は、照射する光を強くすることもできる。その場合、小さなかさぶたができることもあるが、その場合でもお化粧などは通常通りできるので心配はいらない。
肝斑には基本的には光治療は行わない。肝斑は他のシミと違って、色素細胞が活性化しているので光を当てると色素細胞を活性化して、肝斑が濃くなる場合があるためだ。診断によって治療の方向性が大きく変わるので、肝斑の有無を正しく診断することが重要になる。ただ、肝斑とその他のシミは混在することも多く、診断が難しい場合も多い。同院ではVISIAという肌画像解析装置でカラー写真とUV写真の撮影を行い、隠れ肝斑の有無のほか、シミ、きめ、赤み、隠れしみ等の解析を行っている。その他、施術後の治療効果を確認することにも用いている。肝斑と診断された場合はIPLではなく、内服薬(トランサミン、ビタミンC)と美白剤の併用での治療を行う。
肝斑については、 ビタミンCやトラネキサム酸の内服、美白剤の外用が効果的な患者さんも多いが、効果が無い場合にはNdYAGレーザーを用いたレーザートーニングと呼ばれる治療を行うこともある。また、その他、老人性色素斑(日光黒子)や雀卵斑(そばかす)などのしみやたるみや小じわ、にきび、にきび跡、毛穴などについても、レーザーを使用した治療を行っている。
小児皮膚科では、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の治療を行っている。乳児湿疹は、生後6カ月ごろまでにできる湿疹の総称で、主にほっぺたや口のまわり、あごなどにできる赤いプツプツやカサカサの湿疹を言う。赤ちゃんの皮膚は薄くデリケートであるため、外界のさまざまな刺激の影響をうけやすく、些細な刺激でトラブルを生じやすい。間違ったスキンケアで悪化していることもある。また、バリア機能が弱まった皮膚に食品が触れることで食物アレルギーとなりうることもわかってきている。湿疹の治療はもちろん、湿疹を悪化させないため、スキンケアの指導も行っている。必要に応じ、パッチテストや血液検査なども行う。

「治療は勿論、心配されていらっしゃる患者様や家族の方の不安をとりのぞけるような診療をし、皆様が気軽に相談に来てくださるようなクリニックを目指しています。美容皮膚科というとこれまでは敷居が高くて敬遠されていたような方も気軽にご相談くださると嬉しいです。皮膚科のホームドクターのような存在でありたいです」と下田医師は語る。

医師プロフィール

1996年 日本医科大学卒業  日本医科大学皮膚科学教室にて医学研修
1999年 日本医科大学付属病院皮膚科助教
2001年 日本医科大学皮膚科学教室の美容外来を担当
2004年7月 日本医科大学付属病院皮膚科医局長
2010年 希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック設立
2010年6月 希望ヶ丘すずらん皮膚科クリニック 副院長
2017年12月 しもだ皮ふ科クリニック 院長

「美容皮膚科」を専門とする医師