船坂陽子 医師 (ふなさかようこ)

日本医科大学付属病院

東京都文京区千駄木1-1-5

  • 皮膚科
  • 教授

美容皮膚科 皮膚科

専門

ケミカルピーリング、レーザー、しみ(色素細胞研究)、光老化、紫外線発癌(光生物学)、fractionalによる皮膚再生

船坂陽子

船坂陽子医師率いる日本医科大の美容皮膚科外来は、全国の大学の先駆け的存在。「新しい治療法の効果がどのようなものであるのかを、基礎的な研究で裏付けをとりながら臨床に還元していくのが大学病院の役目」と語る。専門医による、皮膚科学に立脚した診断と治療で高い評価を得ている。なかでも船坂医師は、神戸大学勤務時代に大学病院皮膚科として初めてケミカルピーリングを導入したパイオニア。加えて、まだ日本に40人ほどしかいない「美容皮膚科・レーザー指導専門医」の一人でもある。

診療内容

「ケミカルピーリング」は、酸など皮膚に障害を与える液体を使って、角質や表皮、さらには真皮までをも化学的に変性させ溶かしてはがし、新しく美しい皮膚に若返らせる自然の治癒力を応用した再生治療。ニキビやシミ、くすみ、ちりめんジワなどが改善する。1990年代前半、AHA(フルーツ酸)によるピーリングが厚生労働省に認可された。
船坂陽子医師は、そんなケミカルピーリングを日本で最初に大学病院の美容皮膚科で行ったパイオニア。
「当時勤務していた神戸大学は国立ですから、新しい治療法の導入には、ひときわ慎重でした。学内の治験委員会による審査、臨床試験、論文等を一歩一歩クリアーして、初めて自費診療として認められるのです。
そうした手順を踏むのがあたりまえになっているので、ケミカルピーリングに限らず、すべての治療法についても、ただ「効きますよ」と言うのではなく、自分が何人の患者さんに行って、何人にどれだけの効果があり、効果がなかった人はこれだけいて、何%の確率で副作用が起きる…といったデータをすべて患者さんに伝えた上で施術するのが私のやり方です」(船坂医師)
皮膚科学に立脚した、安全で効果のある施術を積み重ねてきた同医師のような存在があったからこそ、ケミカルピーリングは今日のように普及してきたのである。そして今、船坂医師が力を入れているのが、巷で行われている浅いピーリングとはレベルが違う、真皮に到達する深いピーリングだ。
「もっか若返り効果が抜群に高いと欧米で推奨されている治療法に、炭酸ガスレーザーによるリサーフェシング(レーザー照射で皮膚を焼き、再生させることで"若い肌に入れ替える″)があります。一週間程度の入院を要する上にアジア人の場合、一過性ではあるものの肌が色素沈着で真っ黒になってしまうなどの副作用があり、日本では普及していません。
代わりに、広まりつつあるのが、肌の一部分をピンポイントで入れ替えていくフラクショナル・レーザーですが、私がやっている深いケミカルピーリングは、リサーフェシングに近い効果が得られます。ただし、高度な専門性が必要なので、施術できる医師は少ないです」(船坂医師)

医師プロフィール

1984年3月 神戸大学医学部卒業
1988年3月 神戸大学大学院医学研究科修了、医学博士
1988年4月~9月 神戸大学医学部皮膚科助手
1988年10月~1989年6月 大阪厚生年金病院皮膚科医員
1989年7月~1996年6月 神戸大学医学部皮膚科助手
1989年12月~1991年3月 米国Yale大学医学部皮膚科研究員
1996年7月~2009年3月 神戸大学医学部附属病院講師
1996年9月~10月 米国Cincinnati大学医学部皮膚科研究員(文部省在外研究員)
2009年4月~2010年3月 神戸大学大学院医学研究科皮膚科学分野准教授
2010年4月 日本医科大学皮膚科 准教授
2014年10月 日本医科大学皮膚科 教授
現在に至る

「美容皮膚科」を専門とする医師