玉垣圭一 医師 (たまがきけいいち)

京都府立医科大学附属病院

京都府京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465

  • 腎臓内科
  • 診療科長

腎臓内科 内科

専門

腎臓病、透析、高血圧

玉垣圭一

腎炎・ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(CKD)など腎臓病のスペシャリストであるが、その原因となり得る高血圧症や心血管疾患にも詳しい。「どんな腎臓病に対しても質の高い診療をおこなう」がモットー。その言葉通りCKD診療ではチーム医療を実践し、栄養士・看護師・薬剤師らと協力して最適な治療を実現。また透析療法にも精通し、患者の日常生活への負担が少ない腹膜透析に力を入れている。腹膜透析外来では、透析の導入判断から導入後の全身管理までサポートしている。

診療内容

慢性腎臓病の患者数はこのところ増え続けており、日本では約1,098万人、実に成人人口の10.6%がこの疾患のステージ3~5にあたると言われている。
「なぜこのように増えてきたのかと言いますと、糖尿病や高血圧といった生活習慣病を基盤とした腎臓病が増えてきたこと、それから平均寿命が延び人々が高齢化してきたことが背景にあります」長年、腎臓病だけではなく高血圧症や心血管疾患といった問題に取り組んできた玉垣医師はそう分析する。
「慢性腎臓病は進行すると腎臓の機能が極度に低下した状態となり、透析療法や腎移植が必要となったり、心血管疾患を発症するリスクが高くなったりするため、生活に大きく影響を与える病気です。そのため、できるだけ早期に治療をはじめることが大切です」(玉垣医師)
食塩や蛋白質の制限といった食事療法をはじめ、タバコや太りすぎに注意するなど生活習慣を改善していくことが第一歩で、もし病気が進行してむくみや腎性貧血、電解質異常などの症状が出てきた場合には、その管理も必要になってくるという。同院では慢性腎臓病に対するチーム医療を実践し、医師・栄養士・看護師・薬剤師らが協力して患者さんに最適な治療を提供している。また、年間約100症例におよぶ1週間の教育検査入院など、腎不全の進行を食い止めるためのシステムを構築しているのが特徴だ。
腎炎やネフローゼ症候群の患者に対しては「可能な限り早期に適切な診断をおこない、治療を計画することが大切」だという考えのもと、年間80症例ほどの腎生検を施行し、しかるべき治療法の選択と実施に生かしている。腎臓病が進行して腎不全となった場合には、血液透析、腹膜透析、腎移植のいずれかが必要になってくる。同院ではそれぞれの治療のメリット・デメリットをわかりやすく説明し、患者の体の状態だけではなく、家庭における立場、仕事の状況など、さまざまな角度から考えて、どの治療法を選択するか患者とともに検討している。
透析には治療方法の選択、開始時期の決定、導入後の全身の管理など、さまざまな不安がつきまとうが、適切なアドバイスと、一方的ではなく「患者と共に考える」玉垣医師の姿勢が、不安を打ち消してくれる。

医師プロフィール

1997年 京都府立医科大学 卒業
1997年 京都府立医科大学附属病院第二内科
1999年 社会保険神戸中央病院内科
2001年 神戸大学医学部附属病院腎臓内科
2002年 京都府立医科大学附属病院腎臓・高血圧内科
2005年 近江八幡市民病院 透析センター長
2006年 聖路加国際病院腎臓内科
2009年 京都府立医科大学附属病院腎臓内科
2010年 京都府立医科大学附属病院腎臓内科 診療科長