木野孔司 歯科医師 (きのこうじ)

佐藤歯科医院 今戸クリニック

東京都台東区今戸2-39-9

  • 顎関節症専門外来

歯科口腔外科 歯科

専門

顎関節症、噛み合わせの違和感、歯ぎしり、食いしばりなど、顎関節疾患全般の治療

木野孔司

東京医科歯科大学歯学部附属病院は顎関節症治療において世界一の実績をもち、木野孔司歯科医師はその豊富な実績の下に結成されたスタディグループ「次世代の顎関節症治療を考える会」のリーダーとして、一人一人の患者に十分時間を割き、理想に近い治療を行っていた。顎関節症の原因は噛み合わせの異常ではなく、歯の接触の癖(TCH)にあるとして、トレーニングによる新しい治療を提唱し、指導にあたっている。全国の医療従事者への啓発活動も行う。費用もかからず安全な顎関節症治療法の普及に努め、 TCHの危険性を呼びかける機会も多い。
現在は、豊富な症例実績をもとにクリニックにて顎関節症の専門外来を開設し保険治療では改善できない顎関節症で困っている方に私費診療を中心とした治療も行っている。

診療内容

東京医科歯科大学歯学部附属病院は顎関節症治療において世界一の実績をもち、年間2,500人以上もの患者が訪れている。木野歯科医師はその豊富な実績の下に結成されたスタディグループ「次世代の顎関節症治療を考える会」のリーダーとして、一人一人の患者に十分時間を割き、理想に近い治療を行っていた。
これまで顎関節症は噛み合わせ異常が原因とされ、痛みに対しては鎮痛薬、噛み合わせが悪ければ歯を削って調整したり、マウスピースを用いて症状が改善するのを待つというのが治療の主流であった。木野歯科医師によれば、歯科医院を受診して歯列矯正や歯のかぶせ物による治療を受けたが改善しない、という患者が多かったという。しかし近年では、歯の接触そのものが原因であることが明らかになってきたと木野歯科医師は話す。「顎関節症は一つの原因で起こる病気ではなく、多くの原因が積み重なり複雑に関係しあって症状が出ると考えられています。噛み合わせ異常も、そのように幾つかある原因の一つに過ぎないと考えています。治療として、顎関節症を改善するのに歯並びをきれいにする歯列矯正や、かぶせものでかみ合わせを新しく作り直す必要はありません。自分で行うトレーニングで痛みはなくなり、口も十分に開けられるようになります」(木野歯科医師)
木野歯科医師の推奨する治療は同院で開発された方法で、従来の治療とは大きく異なる。その方法とは「適切なトレーニング」。これにより高額な歯列矯正やかぶせもの治療を受けなくとも改善が期待できるという。まず重要なのは、自分で知らずに行っている癖の修正トレーニングだ。この癖は「歯列接触癖(TCH;Tooth Contacting Habit)」と呼ばれ、木野歯科医師はこれが多くの顎関節症患者の症状に大きく影響していると指摘する。上下の歯の接触というと、力を入れて食いしばるとイメージしてしまうが、実際には歯が単に接触する程度でも筋の緊張が起こっている。さらに上下の歯の接触時間が長くなると顎関節への負担が増え、肩こり、起床時の違和感・開口困難、そして顎関節症など、様々な不定愁訴の原因となる可能性が考えられている。また、癖の修正トレーニングの他、関節や筋肉の状態を直接的・積極的に良くするためのリハビリトレーニングが行われることもある。「トレーニングの方法を知る必要はありますが、この方法を知ると必ず短期間でも症状は改善します」(木野歯科医師)
顎関節症は2人に1人に症状が現れると言われるほど頻度の高い病気。肩こりのように意外と身近な不快症状と関連するだけに、多額の費用や苦痛を伴う治療を回避できるのは朗報だ。「ただの噛み合わせの癖」と軽視せず、開口困難や顎のカクカク鳴る音が気になったらまずは専門医を尋ねたい。

医師プロフィール

1976年 東京医科歯科大学歯学部 卒業
1980年 東京医科歯科大学歯学部大学院歯学研究科(口腔外科学専攻)修了
1981年 東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第一講座助手
2000年 東京医科歯科大学歯学部附属病院顎関節治療部部長・助教授
2004年 独立行政法人化に伴い准教授に名称変更
2015年3月 東京医科歯科大学歯学部附属病院顎関節治療部 退職
2016年5月 佐藤歯科医院 今戸クリニック 顎関節症の専門外来開設