福田能啓 医師 (ふくだよしひろ)

第二協立病院

兵庫県川西市栄町5-28

  • 内科
  • 院長

内科 総合診療科

専門

消化器内科一般、ヘリコバクター・ピロリの診断と治療(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)、クローン病の栄養療法、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の内科治療、消化吸収障害、腸内細菌、臨床栄養、生活習慣病

福田能啓

福田能啓医師は、日本で最初にピロリ菌の培養に成功した兵庫医科大学消化器内科出身で、保険適用前からピロリ除菌についての研究結果を発表している除菌治療のパイオニア。日本ヘリコバクター学会理事長を務め、学会のガイドライン作成にも参加し、国内のピロリ菌の診断と治療をリードする存在である。胃がん撲滅のための「二十歳のピロリ菌除菌」を提唱。ピロリ除菌後の食欲増進によってひきおこされる肥満や炎症性腸疾患は生活習慣病と呼ぶべき病態であるとし「食生活の和食化」を原則とした食事指導も行っている。

2015年より第二協立病院の院長に着任。リハビリテーションを中心とした病院で、種々の障害を受けた多くの患者の社会復帰の支えとなり応援している。

診療内容

福田医師は、日本で最初にピロリ菌の培養に成功した兵庫医科大学消化器内科出身で、保険適用前からピロリ除菌についての研究結果を発表している。除菌治療のパイオニアであり、除菌不成功例に関しての研究も行っており「二十歳の除菌」を提唱している。「成人になったらピロリ感染を調べて、陽性だったら除菌を考えてみては」と言う。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、胃がんなどの病気の発症にピロリ菌がかかわっており、ピロリ菌除菌で潰瘍再発がおこらなくなり、胃がん発症のリスクを低くさせることができると福田医師は強調する。ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるためには、血液を用いる方法(抗ヘリコバクターピロリ抗体測定)と便を用いる方法(便中ヘリコバクターピロリ抗原測定)、呼気を用いる方法(尿素呼気試験)、内視鏡検査時の組織を用いる方法(迅速ウレアーゼ試験)などを実施する。ピロリ菌の除菌治療にはプロトンポンプ阻害薬+クラリスロマイシン+アモキシシリンを1週間服用する(3剤併用療法:一次除菌)。治療終了後4週以上経ってからピロリ菌検査をもう一度行い、陰性であれば「除菌成功」の可能性が高いが、陽性であった場合には、除菌失敗と判断し、プロトンポンプ阻害薬+メトロニダゾール+アモキシシリンを一週間服用する(3剤併用療法:二次除菌)。血中抗ヘリコバクター・ピロリ抗体の陰性化が確認されれば、除菌治療は成功と判定できる。
ピロリ菌は小児期に感染すると考えられており、同院では2010年より文部科学省と厚生労働省の助成を受け、篠山市と連携し、小児科の奥田真珠美准教授を中心にピロリ菌の感染源の特定に関する研究を開始している。市内の保育園・幼稚園・小学校の園児や児童を対象に感染率調査を実施している。福田医師は「これからは病気にならないよう予防する時代ですね。感染経路が解明できればピロリ菌を撲滅することも可能」ではないかと、研究成果に期待を寄せている。

医師プロフィール

1975年 3月 弘前大学医学部 卒業
1978年11月 東京都立駒込病院消化器内科 医員
2002年 4月 兵庫医科大学消化器内科・助教授
2006年 8月 兵庫医科大学臨床栄養部・教授
2008年11月 兵庫医科大学地域総合医療学・主任教授
兵庫医科大学ささやま医療センター・病院長、兵庫医科大学ささやま老人保健施設・施設長
2015年 医療法人協和会 第二協立病院 院長

「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」を専門とする医師