梶村尚史 医師 (かじむらなおふみ)

むさしクリニック

東京都小平市美園町1-7-17 エスエフビル2F

  • 心療内科、精神科
  • 院長

心療内科 精神科

専門

不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、レム睡眠行動障害

梶村尚史

梶村尚史医師は、2003年にクリニックを開院し、院長として睡眠障害やうつ病、パニック障害の治療と心のケアを行っている。睡眠医学を専門としており、2000年には日本睡眠学会研究奨励賞を受賞した。治療の際には、問診や睡眠日誌、検査を通じて睡眠障害の程度と原因を把握し、薬物療法や精神療法、睡眠衛生指導など、それぞれの症状に対して最も効果的な方法で改善を目指す。睡眠医療認定医として、睡眠の質を向上させ好循環を生み出すためのテクニックを多数紹介しており、睡眠改善法を記した著作も多い。

診療内容

「うまく寝つけない」「夜中に目が覚める」「朝起きるのがつらい」「体の疲れがとれない」「日中も眠い」など、多くの人が睡眠に関する悩みを持つ現代。よく眠れないことで仕事や勉強に集中することが出来ず、そのことでストレスがたまり、さらに眠れなくなるという悪循環から抜け出せなくなっている人も多い。
梶村医師が専門とする睡眠障害には、不眠症、過眠症、睡眠リズムのずれや睡眠時無呼吸症候群などが含まれる。質の良い睡眠がとれないと、集中力・理解力・記憶力が低下して日常生活に影響が出るうえ、うつ病になるリスクが上がるともいわれる。治療では、精神療法や行動療法を行うほか、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、不規則型睡眠覚醒パターンなどの体内時計の故障では、強力な光を当てて改善を目指す(高照度光療法)。抑うつ感にさいなまれ、睡眠や起床がスムーズにいかないうつ病には薬物療法が必要だ。睡眠時無呼吸症候群に対しては、CPAP療法という気道を広げる治療を行う。
不眠症は、寝付きが悪い「入眠困難」、夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」、朝方3時頃に目が覚めてしまう「早朝覚醒」、寝ても熟睡感がない「熟眠感欠如」の4つにわけられる。身体的、心理的、生理的、精神医学的、薬理学的な原因があり、まずは不眠の原因が何なのかを把握することが大切。しかし「睡眠時間が○○時間以下だと不眠」とは一概に言うことはできない。最適な睡眠時間は遺伝子により決まっており、個人差があるからだ。4時間の睡眠で十分な人もいれば、最低でも10時間の睡眠が必要な人もおり、この性質は決して変えることはできないという。平均的な20代前半の睡眠時間は8時間で、年齢を重ねるごとに短くなっていく。また、季節やライフスタイルの変化により必要な睡眠時間も変わる。まずは今の自分に最適な睡眠時間を知ることから始めよう。
睡眠の質を客観的に判断するためには、睡眠ポリグラフ検査を行う。この検査は睡眠時無呼吸症候群の診断に不可欠であるが、深い睡眠をとっているのか、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムがちゃんととれているのかを確認することもできる。また、梶村医師は毎日の睡眠を睡眠日誌として記録し、状況を把握することを推奨している。主観的には、本人がぐっすり寝た実感があるのか、日中に眠気を感じないかがポイント。寝付きがよく途中で起きず、朝自然に目が覚め熟睡感があれば、良質な睡眠をとっているといえる。
睡眠ポリグラフ検査や高照度光療法、CPAP療法などの特殊な検査や治療は、神経研究所附属睡眠呼吸障害クリニックや杏林大学附属病院睡眠障害治療センターと協力して行っている。
夜よく眠るためには、「毎朝、決まった時間に起きて太陽の光を浴びることが大切」だという。起床時刻がずれると睡眠リズムが崩れてしまうので、入眠が遅れてしまったとしても起床時刻はずらさないようにしよう。中枢神経に作用して眠気を引き起こすメラトニンは、太陽の光を浴びた14時間後に分泌が始まるため、毎朝日の光を浴びることも重要だ。また、夕方の深部体温が高くなる時間帯に汗ばむくらいの激しい運動をして、寝る1時間前に少しぬるめのお風呂に入り、軽いストレッチやマッサージをするとよく眠れる。
「睡眠は仕事や生活のすべてのスタート」と語る梶村医師。うまく眠れないと、日中に頭がよく働かず、心配ごとが増えて寝つきが悪くなるという悪循環に陥ってしまう。日常生活に支障が出そうな時には専門医に相談して、よい睡眠と生活を取り戻そう。

医師プロフィール

1981年 山口大学医学部 卒業、同大学付属病院神経精神医学教室入局
1990年 国立精神・神経センター武蔵病院勤務
1993年 米国精神保健研究所(NIMH)に2年間留学
1997年 国立精神・神経センター武蔵病院精神科医長
2003年 国立精神・神経センター武蔵病院(現 国立精神・神経医療研究センター病院)退職
2003年 むさしクリニック開院