粥川裕平 医師 (かゆかわゆうへい)

かゆかわクリニック

愛知県名古屋市中区栄1-10-2 サカエスカイビル3F

  • 精神科・睡眠科
  • 院長

精神科 心療内科

専門

精神医学、睡眠医学、リハビリテーション学、臨床脳波

粥川裕平

粥川裕平医師は日本睡眠学会理事をつとめる睡眠障害・うつ病の専門家。2013年3月まで、名古屋工業大学で教授として後進の育成にあたるかたわら、大学内の保健センターおよび岡田クリニックでは院長として診療に携わっていた。2015年5月からは「かゆかわクリニック」を開設。本やデータよりも臨床で患者から教わることが医師として重要だという考えのもと、日々患者と向き合っている。不眠症と肥満や不眠症と生活習慣病との関連などに詳しく、患者の病歴や生活歴など生活全体をみながら治していくのが診療の特徴。

得意分野:うつ病や双極性障害など気分障害、過重労働やハラスメントによる適応障害、パニック障害を初めとする不安障害、統合失調症など精神病性障害、不眠症や過眠症などの睡眠・覚醒障害、てんかん、睡眠時無呼吸症候群など

岡田クリニックは2015年4月30日で閉院し、2015年5月~かゆかわクリニックを新規開設。

診療内容

「不眠症というと、ただ夜眠れないだけだと思われがちですが、他の病気と密接に関係していることが多く、なかなかあなどれない病気なのです」
精神医学や睡眠医学に詳しい粥川医師は、これまでの臨床経験や研究から、不眠症と他の病気についての関連性を指摘する。
「まず理想の睡眠とはどんなものなのかわかりますか? 睡眠には年齢差や性差、さらには季節によっても変動があり、世界標準というものがありません。4時間で満足できる人もいれば10時間眠る人もいます。まさに千差万別なのですが、私は理想の睡眠というものをこうとらえます。それは睡眠中にいびきをかいたり寝言をいったり、あるいは歯ぎしりや寝相が悪いなど、睡眠をじゃまするようなことがいっさいないもの、これがよい睡眠の条件です。 そして朝起きたときにスッキリしていることや、日中に眠くならないということも理想の睡眠の大切なチェックポイントです」
つまり翌日の生活になんらかの支障が出るようでは、よい睡眠とは言えず、朝起きてもスッキリしなかったり、日中眠くなるような眠りは悪い睡眠だという。そして、よい眠りを得られないということは、なんらかの病気が隠れている可能性もあるそうだ。
「たとえば高血圧は睡眠障害がなくても3割ぐらい発症しますが、不眠を抱えるケースでは、これが4割になります。また、糖尿病では睡眠障害の他にうつ病を合併する患者さんもいます。しかし、こうした場合でも、たとえば6時間程度作用する睡眠薬を使用することで、深い眠りを得ることができますので、結果的に夜間の血圧を抑制したり、血糖のコントロールがうまくいったりします。睡眠のコントロールは病気のコントロールにつながる重要なキーポイントといってもよいでしょう」(粥川医師)
また、粥川医師は肥満と睡眠についても、こんなことを言っている。
「肥満が万病の元であるということは、近年になってやっと多くの人に認知されるようになってきましたが、この肥満についてアメリカで興味深いデータがいくつも出ています。それは肥満の元が不眠であるというデータです。つまり、肥満しているから不眠になるのではなく、不眠が先にあり、その結果として肥満になり、さらに高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症していくということです」
それほど、不眠症というのはやっかいな病気であるということだ。朝起きてもスッキリしない、疲れがとれない、昼間眠くなるなどの症状がある場合は、どうか専門の医師に相談して早めの解決をしてほしいと粥川医師は言う。

医師プロフィール

1976年3月 名古屋大学医学部医学科 卒業
1981年4月 愛知県立城山病院医長
1985年4月 愛知県立城山デイケアセンター科長
1989年7月 名古屋大学医学部付属病院助手
2002年3月 名古屋工業大学教授・保健管理センター所長
2003年4月 名古屋工業大学大学院 産業戦略工業専攻教授
2004年4月 名古屋工業大学 安全・保健センター長
2006年4月 名古屋工業大学 保健センター長
2013年4月 岡田クリニック常勤医
2014年6月 岡田クリニック院長
2015年5月 かゆかわクリニック開設 院長

「うつ病」を専門とする医師