アレルギー検査

 アレルギーの病気は、免疫グロブリンE(IgE)が関与する「Ⅰ型アレルギー」、免疫グロブリンM(IgM)や免疫グロブリンG(IgG)と補体が関与する「Ⅱ型アレルギー」、IgGとIgMと結合した免疫複合体が関与する「Ⅲ型アレルギー」、T細胞が関与する「Ⅳ型アレルギー」の4種類に分類されます。Ⅰ型アレルギーのことをアトピーと呼び、一般的なアレルギー検査で測定しているのはIgEです。アレルギー反応を起こす原因物質であるアレルゲンが、患者の体内に存在するIgE抗体と反応することによって発症するため、患者から採取した血液中に特定の物質に対する抗体が多量にあれば、それが病気の原因となるアレルゲンと推定することができます。アトピー性ぜんそくではハウスダスト(室内のほこり)やダニがアレルゲンとしてよく知られており、これらの特異的IgE抗体(RAST)が高い数値を示す例が多くみられます。
 アレルギー反応をみるには、血液中の抗体を測定するほかに、アレルゲンと皮膚を反応させる皮膚テストがあります。皮膚テストには即時型アレルギー(Ⅰ型アレルギー)を検査するスクラッチテスト、プリックテスト、皮内テストと遅延型アレルギー(Ⅳ型アレルギー)を検査するパッチテストがあります。

【参照】アレルギー:アレルギーとは

(執筆・監修:順天堂大学大学院医学研究科 准教授〔呼吸器内科学〕 伊藤 潤)