肝性昏睡〔かんせいこんすい〕

 肝臓の機能がはたらかなくなって起こる意識障害をいいます。はじめは多幸(たこう)症(事実がないのに幸福なようす)、憂うつな気分、物のいいかたがゆっくりとなる、夜と昼とが逆になったように睡眠時間が逆になるなどの軽いものから、もっとも重いときには眠ってばかりいる昏睡(こんすい)になります。
 脳内代謝を障害する非特異的物質であるアンモニアをはじめ、いろいろな有毒物質が肝臓で代謝されないために、たがいに作用し合って昏睡を起こすと考えられています。また、鳥がはばたくように手がふるえる「はばたき振戦」がみられます。
 治療としては、誘因となるものを除くために、高アンモニア対策、血漿(けっしょう)交換、血液透析(とうせき)などがおこなわれます。
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