尿が近いこと(頻尿)

 正常の人では1日で1000~1500mLの尿を排出します。1回あたりの排尿量は200mLから300mL前後ですから、排尿の回数は1日7回くらいまでです。夜間睡眠中に排尿のために起きることもありません。目安として、昼間の回数が8回以上、夜間睡眠中の回数が1回以上であれば、頻尿といえます。
 頻尿になる原因には大きく分けて、尿の量が増えるか、1回の排尿量が減るかの2通りがあります。尿量が多くなる病気としては、糖尿病尿崩症(にょうほうしょう)、初期の腎不全などがあります。単に水分のとり過ぎが原因のことも多いです。夜間睡眠中に尿量が多くなる状態を、夜間多尿といいます。夕方から夜にかけて水分をとり過ぎると、夜間多尿になりやすいです。
 1回の排尿量が減ることは、多くの泌尿器科の疾患でみられます。たとえば、膀胱炎(ぼうこうえん)などの感染症、過活動膀胱(かかつどうぼうこう)前立腺肥大症尿道狭窄(きょうさく)間質性(かんしつせい)膀胱炎などです。
 年をとると膀胱にためられる尿量が減り、夜間多尿も起こってきます。したがって、ほとんどの高齢者で頻尿または夜間頻尿がみられます。
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