ケジラミ症〔けじらみしょう〕
ケジラミ症は、吸血性昆虫であるケジラミが寄生することで発症します。おもに性行為による陰毛の直接接触で感染します。症状は、ケジラミが寄生する部位のかゆみだけで、皮膚に発赤(ほっせき)などはできません。拡大鏡を見ながら陰毛の根元に虫体を確認することで、または顕微鏡で陰毛に産みつけられた虫卵を確認することで、診断できます。
いちばん安価で確実な治療法は、ケジラミの寄生している部位の剃毛(ていもう:毛をそること)です。しかし、陰部以外にも寄生して剃毛が困難な場合は、フェノトリンパウダーを散布します。
【参照】皮膚の病気:毛虱
いちばん安価で確実な治療法は、ケジラミの寄生している部位の剃毛(ていもう:毛をそること)です。しかし、陰部以外にも寄生して剃毛が困難な場合は、フェノトリンパウダーを散布します。
【参照】皮膚の病気:毛虱
(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学講座 講師 亀井 潤)