育児で心配なことがあったら 家庭の医学

 まず、小児科医に相談してみてください。育児、からだ、成長、発達、その他心配なことは小児科医に相談し、適切な判断を得てください。そのためには、日ごろからかかりつけ医がいることがとても大事です。ささいなことでも相談できるかかりつけの小児科医をぜひもってください。育児にグンと安心感が出てきます。
 健康福祉センターでは、公費でおこなわれる健診、予防接種、病気や障害があった場合の公費補助など健康全般についての相談ができます。乳幼児担当の保健師もいますので、地域の情報を得ることができます。
 児童相談所では、就学に関すること、行動上の問題、家庭の問題、育てにくさ、学童以降では学校における問題、学習上の問題、虐待など、子どもの問題すべてを相談できます。電話相談もできますので、どこへ相談してよいかわからない、助けが必要などの場合には相談してください。多くの自治体では発達支援センターを設置しています。発達について心配なことがあれば、相談してください。専門家の助言が得られます。
 育児サークルも地域での育児支援対策として公的・私的なものがあります。うまく利用すると、育児の悩みを話し合えます。

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授 桃井 眞里子)
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