上條桂一 医師 (かみじょうけいいち)

上條甲状腺クリニック

北海道札幌市中央区大通西14-3-1 大通丸一ビル3F

  • 甲状腺専門内科
  • 院長

内分泌科・糖尿病 内科

専門

バセドウ病におけるTSH受容体抗体(TRAb)の臨床応用

上條桂一

1994年2月、北海道初の甲状腺疾患専門内科として同クリニックを開設。日本甲状腺学会の甲状腺専門医療機関認定。「専用の検査キットでバセドウ病、橋本病の検査結果が短時間で得られるよう医療機器を備えています」(上條医師)。バセドウ病には、薬・アイソトープ(放射性ヨード)・手術の3つの治療法があるが、それぞれの長所、短所についてバセドウ病治療ガイドライン作成委員で培った経験を生かし、患者との対話とインフォームドコンセントを大切にした治療を行っているという。

診療内容

北海道で初めての甲状腺疾患専門内科であるため、道内各所から患者がたくさん訪れる。このためロシュ・ダイアグノスティックス株式会社cobas e 411を2台設置。短時間で検査結果を得ることが可能となった。甲状腺の病気として代表的なものは、ホルモン分泌の減少する原因となる「橋本病」と、ホルモンが過剰に分泌されてしまう「バセドウ病」、ホルモンの分泌は正常であるが甲状腺に瘤を作る甲状腺腫瘍が代表的疾患。橋本病によるホルモンの減少は、チラ-ヂンS錠補充により健康に生活できる。バセドウ病の治療は妊娠初期を除き、メルカゾ-ル15mg(3錠)/日で開始する。その後血液の結果をみながら漸減し、数年後には3分2の方は治癒して薬の中止が可能となる。しかし、バセドウ病の場合、治療後3か月間は無顆粒球症(0.3%)、皮疹(6.6%)、肝障害(3.5%)などの副作用の検査を2週毎に行う。副作用が出現した場合は、妊婦・授乳婦・18歳未満を除き、放射線ヨードを外来で内服するアイソトープ治療を行う。手術はアイソトープ治療の適応にならない症例か、希望しない症例は適応となる。
いずれにしても重篤になると、意識障害や心不全を起こすこともあるため、早めに適切な治療を受けることが大切であるとともに、どの治療も開始ないし変更する場合には、患者との話し合いや、インフォームドコンセントが重要となる。

医師プロフィール

1984年~1985年 トロント大学病理Kovacs教授留学(動物実験はハーバード大学病理ボストンで行う)
1984年~1985年 トロント大学病理Kovacs教授留学(動物実験はハーバード大学病理ボストンで行う)
1991年8月 札幌医科大学第一内科 助教授
1994年2月 上條内科クリニック(甲状腺疾患専門内科)開設
1995年10月 (有)上條甲状腺研究所設立
2005年 日本甲状腺学会専門医施設(上條内科クリニック)
2012年9月 上條甲状腺クリニックへ名称変更