櫻井裕之 医師 (さくらいひろゆき)

東京女子医科大学病院

東京都新宿区河田町8-1

  • 形成外科
  • 主任教授

形成外科 外科

専門

熱傷、乳房再建、頭頸部再建、マイクロサージャリー、母斑・血管腫、ケロイド

櫻井裕之

東京女子医科大学病院・形成外科は全身管理が必要な重症外傷や再建外科が専門。同科の熱傷ユニット(やけどセンター)は、1982年に日本で最初に設立された熱傷治療専門施設であり、WHO(世界保健機関)の研究協力施設として認定された日本で唯一の施設。主任教授である櫻井医師を中心に救命のため迅速かつ良質な治療を展開している。社会復帰を目す再建外科手術・リハビリといった手厚いサポートも、最新医療を駆使して全力を尽くす。櫻井医師はその豊富な経験・実績により、第18回日本形成外科手術手技学会・会長を務めた。

診療内容

「形成外科は、体表面のあらゆる変形や機能障害に対応する科であり、対象疾患は外傷、腫瘍、先天異常など多岐に亘ります。また手術内容も、大きな組織移動を伴う『再建外科』から審美性を追求する『美容外科』まで多様性に富んでいます」と櫻井裕之医師は語る。(東京女子医科大学病院・形成外科HPより)
高い専門性が求められる様々な症例に対し、同院・形成外科では「患者さんの明るい社会復帰を目指す」という信念のもと、国内トップクラスの高度な医療が実践されている。
同科の熱傷ユニット(やけどセンター)は東京都委託施設でもあり、日々多くの患者を受け入れているが、その中心的な存在である櫻井医師は、審美性がベースとなる美容外科関係のケースから、素早い救命措置が必要な重篤な症例にまで、形成外科のスペシャリストとして多彩な手腕を振るっている。また同科は、医師の腕のみならず、設備や器具といった分野でも充実を図ってきた。かつてマイクロサージャリー(手術用顕微鏡を用いた微小血管吻合)を取り入れ再建外科の分野に大きな足跡を残し、さらに、レーザー治療、硬化療法など非手術的治療法も導入し、診療の守備範囲を飛躍的に拡大してきたのである。
櫻井医師がより専門的に関わる熱傷(やけど)においては、小範囲の熱傷(水ぶくれ)から、全身に至る広範囲重症熱傷まで365日24時間迅速な対応。小範囲~中等度範囲の熱傷治癒後の傷跡は、最小限にとどめる治療を実践している。広範囲重症熱傷では、全身管理・救命治療から早期の退院を目指し、瘢痕や拘縮(ひきつれ)への総合的治療を駆使することで患者の早期社会復帰に取り組んでいる。
「熱傷受傷の急性期から治癒後の整容的・機能的改善まで、一貫した単一の診療科で治療を行うことができることが大きな特徴です。そのために、外傷グループ、創傷治癒グループ、再建グループ、レーザー・美容治療グループの連携による一貫した治療方針のもとに最良の診療を行っております」(HPより)
また、ケロイド(傷がなおった後に赤くもりあがり、痛みやかゆみをともなう皮膚の病変)に対しては、副腎皮質ステロイドを直接注射する方法・内服薬治療・医療用スポンジを用いた圧迫法・医療用シリコンシートを貼る方法、さらに、外科的に切除する方法などを用い、患者に最適の治療方法を選択していく。さらに櫻井医師は、こういった新技術を活かし、使いこなすためには「現場で働く医師の手技面での創意工夫が不可欠」(第18回日本形成外科手術手技学会・会長挨拶より)と述べ、患者の未来のために、日々努力を重ねているのである。

医師プロフィール

1986年 愛媛大学医学部 卒業
1986年 東京女子医科大学形成外科学教室 入局
1988年 東京女子医科大学形成外科学教室 助手
1995-1998年 米国テキサス大学 留学
2001年 東京女子医科大学形成外科学教室 講師
2006年 東京女子医科大学形成外科学教室 准教授
2009年 東京女子医科大学形成外科学教室 主任教授