永倉仁史 医師 (ながくらひとし)

ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック

東京都品川区上大崎2-13-26 メイプルトップビル5F

  • 院長

耳鼻咽喉科 アレルギー科

専門

耳鼻科全般、アレルギー性疾患、特に鼻アレルギーの治療および減感作療法

永倉仁史

永倉仁史医師は、アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患を専門とし、花粉症に関してはNPO花粉情報協会の理事を務める。スギ・ダニなどのアレルギーを根治する「舌下免疫療法」の詳細を解説する書籍も執筆し、小児から高齢者まで幅広い患者の耳・鼻・のどの病気を診療。花粉症緩和米などの治験を行うなど、最新治療にも積極的に携わる。

診療内容

永倉医師が普段診療する機会が多いのは、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患だ。中でも、花粉症に関しては著書も複数あり、メディアで情報発信する機会も多い。
花粉症の対症療法は、アレルギーを抑えるための内服薬、点鼻薬、点眼薬の3つを用いるのが主流とされている。永倉医師は患者の症状や生活スタイルに合わせて処方し、場合によっては適宜薬を変更するなど柔軟な対応だ。

永倉医師は、花粉症の根治療法である「舌下免疫療法」にも詳しく、毎年の治療効果や花粉飛散状況を踏まえた診療を行う。同院で舌下免疫療法を行う9割以上の患者は、その治療効果について「非常に強い」「強い」と感じているという。

「液剤のシダトレンに代わり、2018年以降は錠剤のシダキュアが主流になっていくと思われます。シダキュアはシダトレンの倍以上の濃度を含むため、効果も強く表れます。かといって、副作用がそれほど強いわけではなく、非常に使いやすい薬です。どちらの薬を使っても、花粉シーズン中の対症療法の薬を減らせる効果があります。当院では以前、レーザーで鼻粘膜を焼灼する治療も行っていましたが、根本的な治療ではないため、舌下免疫療法を始めてからはレーザー治療の実施数が減少しました。舌下免疫療法は、花粉症だけでなく、喘息が減ったり、他のアレルギー性疾患の症状も減らす効果も期待できる、根本治療であるといえます」(永倉医師)

永倉医師は、アスリートのための医療にも詳しく、特にダイバーに関しては、DANJAPAN(レジャー・スキューバ・ダイビング事故者に対する緊急医療援助システム)の登録ドクターとして、登録選手を診ることもある。耳抜きできない人の約7割はアレルギー性鼻炎を持つというデータがあり、耳鼻咽喉科医師の関わりが大切となることがあるという。

スポーツではドーピングの問題もある。アレグラを改良したディレグラは麻薬の一種であるためドーピング基準に該当し、こうした基準を遵守しながらも競技のパフォーマンスを下げないよう、医師の立場からサポートを行う。減圧症などの潜水医学に関しても、永倉医師は関心を寄せている。

院内はバリアフリーで、年齢や状況を問わずあらゆる患者が受診しやすいよう配慮も欠かさない。耳鼻咽喉科のシンボルである額帯鏡をつけない理由については、「患者さんにとっつきにくい印象を与えたくないから」と永倉院長。クリニックのウェブサイトではスギ・ヒノキ花粉飛散の情報を日々アップデートし、患者の頼りになる雰囲気づくりに努めている。

医師プロフィール

1982年 東京慈恵会医科大学卒業、同大学耳鼻咽喉科学教室入局、同大学附属病院にて研修終了。その後、日本赤十字社、大森赤十字病院勤務
1985年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科アレルギー外来、その後は国立生育医療センター(旧・国立小児病院)で抗アレルギー薬の臨床的効果判定の研究に従事
1987年 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科アレルギー外来・研究班(責任者)。環境庁国立環境研究所研究員として、アレルギー性疾患増加の原因の究明に関する研究に従事。学位習得
1990年 東京厚生年金病院 耳鼻咽喉科勤務、その後、東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科助手
1995年 文部科学省委託「スギ花粉症克服に向けた総合的研究」に参加
2006年より現職
横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会