黒野祐一 医師 (くろのゆういち)

鹿児島大学病院

鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1

  • 耳鼻咽喉科
  • 科長、教授

耳鼻咽喉科 頭頸部外科 アレルギー科

専門

花粉症、頭頸部外科学、耳科学、アレルギー学

黒野祐一

2008年より日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事長を務める鼻アレルギー治療の名医。急増するスギ花粉症に対しては、花粉の飛び始めや症状が出た初期から治療を開始する初期療法を重視。くしゃみ・鼻漏型と鼻閉型など病型を診断し、その重症度に応じた適切な薬剤を使用することで患者のQOL向上に努めている。また、スギ花粉症の根本治療を目指して免疫療法にも積極的に取り組んでいる。従来の皮下注射法はもちろん、注射法の弱点の克服が期待されている舌下免疫療法にも造詣が深い。

診療内容

同科では、慢性中耳炎、中耳真珠腫、めまい・耳鳴、顔面神経麻痺、突発性難聴、慢性副鼻腔炎、睡眠時無呼吸症候群、鼻・副鼻腔がん、舌がん・口腔底がん、咽頭がん、喉頭がん、頭頚部腫瘍、顔面骨骨折など幅広い病気を診療している。また、専門外来としてアレルギー外来、副鼻腔炎外来、耳鳴り・補聴器外来、頭頚部腫瘍外来、めまい外来を設け、専門医が患者の疾患に合わせた高度な医療を提供している。
黒野医師は頭頸部外科学のほか耳科学やアレルギー学を専門とし、1997年より科長として同科を率いている。診察の際に心掛けているのは、優しさ、思いやり、明るさを忘れず、先進的な診療を行うこと。その姿勢は多くの患者から信頼を集めている。
近年、急増中のスギ花粉症は現在国民の4分の1以上が罹患しているとも言われ、激しいくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどで多くの人を悩ませている。黒野医師は花粉飛散シーズン中のつらい症状を軽減するために、花粉の飛び始め、もしくは症状が出始めた頃から治療を開始する初期療法を取り入れている。
花粉症の具体的な治療としては、特異的抗原による減感作治療を行うことで根本的治療をめざしている。免疫治療はスギ花粉症の根治が期待できる唯一の治療法だが、副作用や通院回数など患者の負担が多く、現行の皮下注射法は施行数が減ってきている。現在、注射法の弱点の克服が期待される舌下免疫療法に注目が集まっており、黒野医師も研究に携わっている。また、補助的治療として薬物療法を行っている。アレルギー性鼻炎治療薬は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬、ケミカルメディエーター受容体拮抗薬、2型ヘルパーT細胞(Th2)サイトカイン阻害薬、ステロイド薬に分類される。くしゃみ・鼻漏型と鼻閉型の病型を診断し、花粉症の重症度に応じた適切な薬剤を選択している。

医師プロフィール

1980年3月 鹿児島大学医学部 卒業
1982年 大分医科大学耳鼻咽喉科学教室助手
1989年 米国オハイオ州立大学耳科学研究室留学
1993年 大分医科大学耳鼻咽喉科学教室講師
1996年 大分医科大学耳鼻咽喉科学教室助教授
1997年11月 鹿児島大学医学部耳鼻咽喉科学教室教授