変形性手関節症〔へんけいせいしゅ(て)かんせつしょう〕

■関節リウマチ
 リウマチの関節炎によって橈骨手根(とうこつしゅこん)関節(前腕の親指側にある橈骨と手のひらの付け根にある手根骨との間の関節)あるいは遠位橈尺関節(前腕にある2本の骨の間の関節)に破壊が生じ、痛みや腫脹などの症状が出現します。橈骨手根関節の破壊が進行すると、手根骨は橈骨の手のひら側に亜脱臼(あだっきゅう)を生じやすくなり、手くびに段差ができるような状態になります。また、遠位橈尺関節の滑膜炎が進行すると、尺骨の亜脱臼が生じて前腕の回内外運動(手を前腕を軸として回転させる動き)が障害されます。
 手くびの甲側の中央に位置する指の伸筋腱(しんきんけん:伸ばす腱)の周囲に滑膜炎が及ぶと、腱のまわりに腫脹がみられ、徐々に腱断裂が生じます。この断列は小指側から生じることが多く、最初に小指が伸びにくくなります。
 治療は手関節の装具やサポーターを使用しますが、滑膜炎が持続し骨破壊が進行する場合には関節形成手術などの手術的治療を考えます。腱断裂が生じた場合には早期に手術をおこなうことが望ましいのですが、腱の処置だけでなく関節の処置を含めた再建術が必要となります。
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