丹毒〔たんどく〕
レンサ球菌の感染によるもので、顔面、四肢の皮膚に傷があるところに起こってきます。発熱、倦怠(けんたい)感などの全身症状が出ます。病変部の皮膚は赤く、かたくなり、はれて、ほてっています。圧痛があり、その境界ははっきりしています。
その部分から、からだの中心部に向かって赤い線条が走っています。これはリンパ管炎です。そうして、リンパ節がはれてきます。また、紅潮面は急速にまわりに向かってひろがっていきます。
以前はこのために死亡することもあり、伝染するというので、隔離されたこともありますが、いまでは簡単に治るようになりました。
[治療]
レンサ球菌に効く抗生物質の注射・内服で軽快します。局所は冷湿布で十分です。
その部分から、からだの中心部に向かって赤い線条が走っています。これはリンパ管炎です。そうして、リンパ節がはれてきます。また、紅潮面は急速にまわりに向かってひろがっていきます。
以前はこのために死亡することもあり、伝染するというので、隔離されたこともありますが、いまでは簡単に治るようになりました。
[治療]
レンサ球菌に効く抗生物質の注射・内服で軽快します。局所は冷湿布で十分です。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)