ハンセン病(レプラ)〔はんせんびょう〕
らい菌による感染症で慢性の経過をとります。皮膚のほか、神経や目をおかします。らい菌は一般に、乳幼児期に感染し、成人期に感染することはないといわれています。現在の日本では新しい患者の発生はごく少数となっています。
[症状]
皮膚症状は、らい腫型(L型)では結節(しこり)を、類結核型(T型)では境界のはっきりした赤紫色のかたい局面をつくってきます。痛みやさわった感じがにぶくなってくることがほとんどです。
[治療]
治療は薬物療法が中心で、抗ハンセン病薬(リファンピシン〈RFP〉、ジアフェニルスルホン〈DDS〉、クロファジミン〈CLF、色素系抗菌薬〉)の内服です。
[症状]
皮膚症状は、らい腫型(L型)では結節(しこり)を、類結核型(T型)では境界のはっきりした赤紫色のかたい局面をつくってきます。痛みやさわった感じがにぶくなってくることがほとんどです。
[治療]
治療は薬物療法が中心で、抗ハンセン病薬(リファンピシン〈RFP〉、ジアフェニルスルホン〈DDS〉、クロファジミン〈CLF、色素系抗菌薬〉)の内服です。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)