またずれ(紅色陰癬)〔(こうしょくいんせん)〕
股(また)やわきの下などのからだの屈曲面の皮膚が赤くなってむけている状態を“またずれ”といいます。
汗をかく夏に目立ちます。ジメジメしていて、薬を塗るとしみます。
[原因]
汗で角層がふやけて、ふくれてきたところに、皮膚面と皮膚面が摩擦されて、角層がはがれてできるわけです。ふとった人や糖尿病をもった人によくできます。コリネバクテリウム属のグラム陽性桿菌(かんきん)の感染です。
[治療]
皮膚を乾かすのが予防上大切なことです。治療にはイミダゾール系抗真菌薬を外用します。広範囲のときには、エリスロマイシン・テトラサイクリンなどの抗生物質を内服します。
汗をかく夏に目立ちます。ジメジメしていて、薬を塗るとしみます。
[原因]
汗で角層がふやけて、ふくれてきたところに、皮膚面と皮膚面が摩擦されて、角層がはがれてできるわけです。ふとった人や糖尿病をもった人によくできます。コリネバクテリウム属のグラム陽性桿菌(かんきん)の感染です。
[治療]
皮膚を乾かすのが予防上大切なことです。治療にはイミダゾール系抗真菌薬を外用します。広範囲のときには、エリスロマイシン・テトラサイクリンなどの抗生物質を内服します。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)