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ぜんそくに新タイプの吸入薬 1剤に3成分配合で利便性向上(帝京大学医学部付属病院内科 長瀬洋之教授)
炎症によって気道が狭くなり、せきや呼吸困難といった症状が表れる気管支ぜんそく。炎症を抑える吸入ステロイド薬など複数の薬剤を使用して…
パートナーと治療を―骨盤内炎症性疾患 適切な対処で不妊リスクを回避(東京ベイ・浦安市川医療センター感染症内科 織田錬太郎医長)
骨盤内炎症性疾患(PID)は主に女性生殖器の感染症で、性行為で感染する。炎症の場所で症状が異なり、しばしばPIDと結びつかないこと…
紫外線でできる皮膚がん 早期なら治療可能―日光角化症(虎の門病院皮膚科 林伸和部長)
紫外線を年中浴びていると、しみやいぼ、しわなどに加えて、皮膚がんができやすくなる。日光角化症は紫外線による皮膚がんの一種。虎の門病…
突然聴力に支障―突発性難聴 治療の遅れで後遺症も(近畿大学病院耳鼻咽喉科 土井勝美教授)
突発性難聴は、健康な人の耳がある日突然片方だけ聞こえにくくなる病気だ。治療が遅れると完治が難しくなる。「後遺症を残さないためには、…
ピロリ菌未感染の胃がん 定期的に内視鏡検診を(日本医科大学付属病院内視鏡センター 貝瀬満特任教授)
国内の胃がんの死亡率が男女ともに減少した理由としてヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)の感染者の減少、除菌治療の普及などが挙げ…
風邪の後に手足のしびれ 新薬開発が大きく前進―ギラン・バレー症候群(千葉大学医学部付属病院脳神経内科 三澤園子准教授)
風邪や下痢などの後に、手足のしびれや筋力低下が表れるギラン・バレー症候群。標準的治療は確立しているが、全ての患者が完全に治るわけで…
大量の汗で生活に支障―腋窩多汗症 保険適用の初の外用薬が登場(東京医科歯科大学医学部付属病院皮膚科 横関博雄主任教授)
緊張や気温と関係なく過剰に汗をかく局所多汗症のうち、脇の下(腋窩=えきか)に生じ、原因の病気がない場合を原発性腋窩多汗症という。日…
ブルーライトによる睡眠障害 デジタルデバイス使用は最小限に(国立精神・神経医療研究センター 北村真吾室長)
国民の5人に1人が悩んでいるといわれる睡眠障害。特に若者に多く、原因の一つがスマートフォンやパソコン、ゲーム機などのデジタルデバイ…
難聴や耳鳴り続けば要注意―聴神経腫瘍 脳のMRI検査で見極め(東京医科大学病院脳神経外科 河野道宏主任教授)
片方の耳の聞こえが悪くなった、耳鳴りが続く、めまいがする―。そうした症状が続いた場合、突発性難聴やメニエール病と診断されることが多…
認知症のスムーズな受診 本人の納得と理解が近道に(和光病院 今井幸充院長)
もの忘れなど認知症を疑う症状が見られるのに本人が受診を拒否する場合、家族はどのように対応すればいいのだろうか。長年、認知症の診療や…
心身のストレスが引き金に―たこつぼ症候群 コロナ禍での発症に注意(二俣川内科・循環器内科クリニック 井守洋一医師)
心臓が収縮する際に部分的に動きが悪くなる「たこつぼ症候群」は日本で最初に報告された。発症時の心臓の動きがたこつぼに似ていることから…
首から腕に痛みやしびれ―頸肩腕症候群 自己判断は禁物、整形外科受診を(国立病院機構村山医療センター 谷戸祥之院長)
首から肩、腕にかけて痛みやしびれがあるが、明らかな病気が見つからない。そうした場合に疑われるのが頸肩腕(けいけんわん)症候群だ。国…
薬が効かないうつ病の選択肢―rTMS療法 脳への磁気刺激で症状が改善(昭和大発達障害医療研究所 中村元昭副所長)
抗うつ薬による薬物治療で効果が得られない難治性のうつ病は患者の約3割を占めると言われる。近年、新たな治療法として注目されるのが、脳…
口腔がん早期発見のポイント 口内炎が長く続いたら受診を(横浜市立大学付属市民総合医療センター 廣田誠部長)
舌や口の中の粘膜がただれ、なかなか治らず口内炎のような症状が続く場合は初期の口腔(こうくう)がんの可能性がある。疑うべき初期症状、…
「遺伝子が変異?」「がん誘発?」 ~コロナワクチン、風評に警鐘―東大医科研教授~
新型コロナウイルスの感染が一向に収まらない。予防の切り札とされるワクチンをめぐって風評が飛び交い、接種を控える人たちもいる。しかし…
上手に取り入れて―低用量ピル 正しい理解で、安全かつ効果的に(日本家族計画協会 北村邦夫理事長)
経口避妊薬(ピル)は、継続服用することで避妊効果が得られる薬だ。月経困難症などの子宮疾患の治療薬としても使用される。しかし、副作用…
かゆみやかぶれが出現―金属アレルギー ピアスや歯科金属などが原因に(日本医科大学付属病院皮膚科 藤本和久准教授)
アクセサリーなど身の回りの金属製品が直接肌に触れるなどして、かゆみやかぶれが生じる「金属アレルギー」。原因や対処法などについて、日…
顔や手足に突然のむくみ 命に関わることも―遺伝性血管性浮腫(埼友草加病院 大沢勲院長)
突然、顔や手足、喉などに浮腫(むくみ)が表れる遺伝性血管性浮腫(HAE)。窒息の恐れもあるなど重大な症状を来すが、まれな病気のため…
亜鉛不足で起こる皮膚炎 治療の基本は食事療法(群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学 茂木精一郎教授)
ミネラルの一種で、人体にとって必須の栄養素である亜鉛。体内にある300種類以上の酵素の働きを助け、新陳代謝やタンパク質の合成に関わ…
大学生のメンタル不調 1人で悩まないで相談(早稲田大学保健センター 石井映美教授)
気分がふさぎがちで大学に行くのがおっくう、頭がぼーっとして学業に身が入らない―。こんな症状は心の病が原因かもしれない。早稲田大学保…
脚に広がる痛みとしびれ―座骨神経痛 不明点は主治医に確認を(東千葉メディカルセンター整形外科 青木保親部長)
座骨神経は体の中で最も長い神経で、腰から足先まで通っている。この通り道に生じる痛みやしびれを座骨神経痛と呼ぶ。正式な病名ではなく症…
日常生活に支障―片頭痛 新しい予防薬も登場(熊本市民病院脳神経内科 橋本洋一郎科長)
ズキンズキン、ドクンドクンと脈打つように痛む片頭痛。日常生活に支障を来し、ひどいと寝込むほどになる。診断、治療されていないケースも…
赤みのある湿疹やフケ―脂漏性皮膚炎 誤診されるケースも(帝京大学医学部皮膚科名誉教授 渡辺晋一医師)
髪の生え際を中心とする頭皮、両眉毛から鼻筋にかけてのいわゆるTゾーン、鼻の両脇、耳の後ろ、脇の下、胸、股間などは、皮脂の分泌が多い…
目的に合った目薬使用を~ドライアイ~
涙が不足して眼球表面が乾燥してしまうドライアイ。「ものが見えにくくなる」「目がゴロゴロする」など日常生活の違和感だけでなく、悪化す…
水仕事や乾燥が原因―手湿疹 小まめな保湿クリームで予防(野村皮膚科医院 野村有子院長)
家事や水仕事をする機会が多い人がなりやすい「手湿疹」。複数の要因が重なって発症することが多く、予防には日頃からのケアが大切だ。原因…