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免疫の異常で毛根を攻撃 新薬の開発進む円形脱毛症(米元皮膚科医院 斉藤典充副院長)
ある日突然、髪の毛が円形や楕円(だえん)形に抜け落ちる円形脱毛症。硬貨大の脱毛部が1カ所にとどまることもあるが、半年くらいの間に急…
スポーツで起こる息切れやせき―運動誘発性ぜんそく アレルギーの治療経験者は高リスク(日本スポーツ内科学会 田中祐貴代表理事)
運動を始めるとすぐに、息切れやせき、たんなどの症状が出て、周囲から後れを取るアスリートは少なくない。日本スポーツ内科学会の田中祐貴…
まれではない「子どもの片頭痛」 薬と1~2時間の安静で対処(埼玉国際頭痛センター 坂井文彦センター長)
頭の片側が脈打つように痛む片頭痛は若い女性に多い印象があるが、子どもに起きることもまれではない。ひどい頭痛に吐き気や嘔吐(おうと)…
薬で鼓膜の再生促す 外来で治療が可能に(慶応大学病院耳鼻咽喉科 神崎晶専任講師)
鼓膜に穴が開いた状態になる鼓膜穿孔(せんこう)。穴の大きさなどによっては自然に閉じることもあるが、難聴の原因となるため、早めに穴を…
増えるピーナツアレルギー 摂取できる量知って予防(相模原病院臨床研究センター病態総合研究部病因・病態研究室 佐藤さくら室長)
欧米に多いとされるピーナツアレルギーだが、近年日本でも増えている。症状が重篤化しやすいことで知られ、急に激しい症状に襲われるアナフ…
排尿障害引き起こす前立腺肥大症 加齢に伴い頻尿や残尿感(日本赤十字社医療センター 本間之夫院長)
前立腺は男性にだけある臓器で、精液の一部を作っている。通常はクルミぐらいの大きさだが、加齢に伴い大きくなり、尿道を圧迫する。頻尿や…
高齢者に多い腰回りのかゆみ―多形慢性痒疹 自分に合う治療法探して(独協医科大学埼玉医療センター皮膚科 片桐一元教授)
多形慢性痒疹(ようしん)は、赤くなった皮膚の上にぽつぽつとした発疹ができて非常にかゆい。しかし症状は、皮膚が赤いだけの場合や、発疹…
更年期の手指関節痛 リウマチとの違いは?(山王メディカルセンター女性医療センター 太田博明医師)
更年期に見られる症状の一つに手指の関節痛がある。中年期以降の女性に多い関節リウマチと症状が似ているため、判別しにくく間違えやすい。…
胃や十二指腸の原因不明の潰瘍 基礎疾患のある高齢者にリスク(杏林大学医学部総合医療学講座 徳永健吾准教授)
消化性潰瘍は、主にヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)の感染、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や抗血栓薬の副作用によっ…
コロナ禍で心配される子どもの体力低下 生活や遊びの中で体を動かす工夫を(順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 内藤久士教授)
新型コロナウイルス感染症による休校や外出自粛の影響で、子どもたちが体を動かす機会が極端に減り、体力の低下が心配されている。学校はほ…
ストロング系チューハイに注意 飲みやすさの先にある危険(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 松本俊彦部長)
低価格で甘く飲みやすい上、アルコール度数の高さを売りにした「ストロング系」と呼ばれるチューハイ飲料が人気だ。しかし、少量飲んだだけ…
喉の酷使で起こる声帯ポリープ 専門医療機関の受診を(山王病院国際医療福祉大学東京ボイスセンター 渡辺雄介センター長)
声帯に炎症性のこぶ(血腫)ができて、声がれや喉に違和感が生じる「声帯ポリープ」。歌ったり、大きな声を出したりすることが原因となるた…
痴漢は性依存症の可能性 病気としての認識と治療も(筑波大学人間系心理学域 原田隆之教授)
犯罪行為の一つである痴漢。刑法の「強制わいせつ罪」または各都道府県の「迷惑防止条例違反」が適用され、罰則も定められている。一方、逮…
水虫と似た皮膚の病気 誤った治療で悪化も(ひふのクリニック人形町 上出良一院長)
高温多湿の夏場は水虫(足白癬=あしはくせん)が起こりやすい季節だが、症状が似ていて水虫と間違いやすい皮膚病もある。ひふのクリニック…
無症状で進行する歯周病 脳卒中のリスクにも(総合南東北病院オーラルケア・ペリオセンター 和泉雄一センター長)
口腔(こうくう)内にいる歯周病菌は、歯周病の発症だけでなく、心臓病や糖尿病、肺炎や関節リウマチなど、数多くの全身の病気を誘発したり…
腎臓病や心不全患者は要注意―高カリウム血症 不整脈から心停止も(江東病院循環器内科 高部智哲部長)
血液中のカリウム値が正常範囲よりも高い「高カリウム血症」。慢性腎臓病や心不全の患者などで発症しやすい。江東病院(東京都江東区)循環…
レーザー脱毛の皮膚トラブル 安全に施術を受けるポイント(新宿南口皮膚科 乃木田俊辰院長)
女性を中心に人気の脱毛。主にレーザー脱毛と光脱毛が行われており、同じ施術方法でも施設によって価格に差があるなど、選択に悩むケースが…
感じやすく傷つきやすい「HSP」 「生きづらさ」感じるケースも(十勝むつみのクリニック 長沼睦雄院長)
体が感じる音や光、声などの感覚(感覚刺激)に敏感に反応する「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼ばれる人…
三次喫煙に注意 残留化学物質吸う危険(聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科 大西一成准教授)
喫煙において、一次喫煙、二次喫煙(受動喫煙)ともに健康被害が明らかにされている。そして近年、喫煙による三つ目のリスクとして三次喫煙…
40歳過ぎたら緑内障検査を 早期発見で失明防ぐ
日本で中高年の失明原因として最も多い緑内障。早期に治療をすれば失明は避けられるため、日本眼科医会などの専門家らは「40歳を過ぎたら…
加齢や病気によるまつげの悩み 外用薬で症状改善
まつげが抜けて極端に不足したり、細く、短くなったりする「まつげ貧毛症」に悩む人は少なくない。症状の改善が期待できる治療法があるため…
月経痛が以前よりひどくなったら―子宮内膜症 心血管病との関連の可能性も
子宮内膜症は、月経痛などにより日常生活に支障を来す病気で、最近では動脈硬化や心血管病との関連も報告されている。愛知医科大学病院産科…
軽視は禁物―寝違え 長引く痛みは他の病気の疑いも
寝違えは、起床直後に感じる首の後ろや肩の痛みを指し、痛みのせいで仕事や家事に支障が出ることもある。筋肉の動きや感覚を支配する神経の…
セルフケアで予防を―巻き爪 歩き方など生活習慣を見直す
足の爪の両端が内側に巻き込んだ状態になる「巻き爪」。炎症を起こしたり、痛みの原因となったりすることもある。予防には、爪を正しく切り…
中高年女性に多いまぶたのトラブル 開けづらく、痛みや異物感も―眼瞼けいれん
「眼瞼(がんけん)けいれん」は、両目のまぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)が過剰に緊張してまばたきがしづらくなる病気。目の痛み、目の周りの…