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本当に必要ながん検診とは ~利益と不利益(国立がん研究センターがん対策研究所 中山富雄部長)~
がん検診は早期の段階でがんを発見し、治療によってがん死亡率を減少させることを目的とする。一方、検診を受ける利益より不利益が上回る場…
医師と患者の意思疎通カギ ~アトピー性皮膚炎、治療満足度上げる~
アトピー性皮膚炎はまれな病気ではない。強いかゆみを伴う発疹が現れ、かゆくて夜も眠れないなど生活の質(QOL)に深刻な影響を及ぼす。新…
皮膚に赤み、筋肉に痛み ~肺炎合併も―皮膚筋炎(福岡赤十字病院 井上靖部長)~
昨年12月に亡くなった歌手の八代亜紀さんは皮膚筋炎に罹患(りかん)していた。筋肉の炎症によって痛みや筋力の低下が生じる病気で、八代…
つわりの予防と対処法 ~我慢せず相談を(宮の沢スマイルレディースクリニック 馬場敦志院長)~
吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、眠気など、多くの妊婦が経験するつわり。妊娠5週頃から始まり、10~12週頃に落ち着いてその後徐々…
鼻血の原因はさまざま ~危険なケースも(兵庫医科大学病院 都築建三主任教授)~
鼻血は一度に大量に出たり、繰り返したりする場合は注意が必要だ。「命に関わる病気が隠れている可能性もあります」と兵庫医科大学病院(兵…
上手に水分補給 生活習慣とセットに(帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター 三宅康史教授)
脱水が特に懸念される夏場だけでなく、水分補給は季節を問わず習慣付けておくことが大切だ。水分を上手に取るこつを、帝京大学医学部付属病…
早産増加、子どもの運動機能に影響 ~気候変動による健康被害(東京医科歯科大学 藤原武男教授)~
年々深刻化する気候変動。その影響は、早産の増加や、子どもの運動機能・言語・社会性の発達遅れなどに及ぶリスクがある。気候変動と子ども…
皮膚の傷を洗う、発熱あれば受診を ~急増の「人食いバクテリア」劇症型溶連菌感染症(ひまわり医院 伊藤大介院長)~
喉の炎症などを起こす溶連菌による極めて重い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(劇症型溶連菌感染症)」が増えている。内科・皮膚科のひまわ…
がん治療に伴う爪囲炎 ~治療はスキンケアと薬(国立がん研究センター中央病院 山崎直也科長)~
手足の爪の周囲にできる爪囲炎(そういえん)は、がん治療の副作用で見られる場合がある。痛みなどのために日常生活に少なからず影響するが…
買い物で要介護予防 ~認知・身体機能が改善(雲南市立病院 毛利直人医員)~
高齢者の認知機能や身体機能の衰えは、将来的な要介護リスクにつながる。衰えの予防や改善を目的に行うリハビリテーションに買い物を取り入…
暑さによる頭痛 ~片頭痛の人は要注意(富士通クリニック 五十嵐久桂医師)~
片頭痛のある人は、炎天下に出歩くと頭が痛くなりがち。その原因と対処法について、富士通クリニック(川崎市)頭痛外来の五十嵐久佳医師に…
動脈が硬い人は要注意 ~高率で脳小血管病に(琉球大学大学院 石田明夫准教授)~
脳の小さな血管が障害され、脳卒中や認知症のリスク因子になるとされる「脳小血管病」。琉球大学大学院循環器・腎臓・神経内科学(沖縄県西…
進歩した造血幹細胞移植 ~移植後の苦しみ救済が課題~
白血病をはじめ「血液のがん」といわれる病気は厳しい病気だ。有効な治療法とされるのが、血液のもとになる造血幹細胞の移植で、ドナー(細…
減塩、睡眠時間確保が大切 ~被災後の高血圧対策(南三陸病院 西沢匡史副院長)~
地震などの被災者は血圧が上昇することがある。1カ月ほどで落ち着くことが多いが、その後も注意が必要な人もいる。災害後に生じる高血圧の…
ピアスや歯科材料も原因 ~金属アレルギー(藤田医科大学ばんたね病院 矢上晶子教授)~
ネックレスやピアスなどの金属製装飾品に繰り返しかぶれる。歯科治療をきっかけに口腔(こうくう)粘膜や舌が白く変色し、手足に湿疹ができ…
筋肉のけいれんか ~肋間神経痛(横浜市立大学付属市民総合医療センター 北原雅樹部長)~
誰でも一度は聞いたことがあるだろう「肋間(ろっかん)神経痛」。肋骨(ろっこつ)と肋骨の間にある末梢(まっしょう)神経に、痛みが走る…
暑さに慣らす ~暑熱順化、熱中症に備え(日本医科大学付属病院 横堀將司・高度救命救急センター長)~
例年、梅雨明け後から8月上旬にかけて全国的に熱中症の発症がピークとなる。日本医科大学付属病院(東京都文京区)の横堀將司・高度救命救…
利点多い精神科オンライン診療 ~対面と同等の効果(慶応義塾大学 岸本泰士郎特任教授)~
うつ病をはじめとする精神疾患は誰もがかかり得る病気だが、精神科の受診になかなか踏み切れない人も多い。そのような場合にハードルを下げ…
他人の便を移植して治療―潰瘍性大腸炎 ドナーの募集スタート
腸内細菌を活用した医療技術や医薬品の研究、開発が進んでいる。人間の腸管に生息する細菌の集団「腸内細菌叢(さいきんそう)」は、私たち…
安易な抗菌薬使用控えて ~薬が効かなくなる薬剤耐性(国立国際医療研究センター病院 藤友結実子室長)~
本来治療効果があるはずの薬が効かない、あるいは効きにくくなる薬剤耐性(AMR)。主な原因は、抗菌薬(抗生物質)の不適切な使用で、耐…
将来に備える卵子凍結 ~利点とリスク(済生会横浜市東部病院 佐々木拓幸医長)~
健康な女性が将来の妊娠に備える選択肢の一つとして、未受精卵子を凍結する「社会的適応による卵子凍結」がある。医療関係者からは慎重な意…
妊婦、高齢者、免疫不全者は要注意 ~リステリア症(埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭教授)~
リステリア症は、土の中などにいるリステリア・モノサイトゲネスという細菌に汚染された食品を介して伝染する感染症だ。健康な人は感染して…
心肺蘇生術とAEDで救命率向上 ~女性への使用ためらわないで(熊本大学大学院 辻田賢一教授ら)~
心停止となった人に対しては、救急車到着までに心臓マッサージとともに、自動体外式除細動器(AED)を使うと救命率が大きく上がる。ただ…
子どもに多い外側円板状半月板 ~屈伸時、膝の外側が痛む(大阪公立大学大学院 西野壱哉病院講師)~
子どもが膝を曲げ伸ばしする時に膝の外側を痛がる、あるいは関節が引っ掛かる、外れる感じを訴える―。こういった症状が出ると、膝関節内に…
災害医療支える移動薬局 ~モバイルファーマシー(岐阜薬科大学 林秀樹教授)~
東日本大震災では、多くの医療施設がダメージを受け機能を失った。施設内外の薬局も同様だ。その経験から生まれたのが、移動薬局車両「モバ…