天野俊康 医師 (あまのとしやす)

長野赤十字病院

長野県長野市若里5-22-1

  • 第1泌尿器科
  • 部長

泌尿器科

専門

尿路性器悪性腫瘍、男性更年期障害、性機能障害の診断と治療、性腺機能低下症のホルモン療法

天野俊康

女性のものだとばかり思われていた更年期障害が男性にもあると囁かれはじめた10年前、2002年に早くも男性更年期障害の外来を開設したパイオニア。天野俊康医師に診察してもらった結果、原因不明の体調不良が、実は更年期障害だったという人も多い。そしてもうひとつ、潜在患者が多いのがED。更年期障害と共に天野医師が力を入れているのがこの分野だ。十分なコミュニケーションと診断を経て、最適な治療法を選択。治療効果の高いその手腕を求めて全国から患者が集まっている。

診療内容

「まず推定ED患者数に比べて、実際に治療を受けている患者数がとても少ないのが現状です。それはEDという病気が、とてもプライバシー性の高い病気であることが関係しているのですが、この差はなかなか埋まりません」そう天野医師が語るように、EDの患者数はおよそ1,130万人いると言われているのに、実際に治療を受けたことのあるED患者数は91万人ほどだと言われている。
「当院のようにED外来を謳っていれば、多少なりとも治療を受ける後押しになるでしょうが、推定患者数のわりには専門外来が増えないため、EDかも知れないと思っていても、なかなか治療を受けるきっかけがないのが現状です」それでも天野医師の根気強い研究の持続とオープンな専門外来の設置で、ひそかに悩んでいた患者が徐々に集まってくるようになり、今では男性更年期障害と共に全国のED外来の模範となっている。たとえば、ひと口にEDといっても、その原因も治療法も多岐にわたる。
「性機能障害といってもいろいろありますので、それらをわけて診断・治療していかなければなりません。たとえば性欲低下、勃起障害、射精障害、オーガズム障害などに分類されます」患者が話しやすいような環境作りを心がけながら、じっくりとコミュニケーションをはかり、診断と治療法を探っていくのが天野医師のやり方だ。
「勃起障害では、PDE5阻害薬の登場により、とても有効的な治療ができるようになりました。また性機能が停止してしまったケースにおいては、ホルモン療法を行うこともあります。今はいろいろなアプローチができますから、どうかEDは治療不可能な病気だと思わずに、まずは専門の医者のいる病院に行ってみてもらいたいですね」専門外来をはじめて10年。そこには多くの患者と向き合ってきたことによる確かな自信が見えた。

医師プロフィール

1982年 金沢大学医学部 卒業
1985年 マサチューセッツ総合病院泌尿器科研究所(米国)
1989年 金沢大学医学部大学院 卒業
1991年 金沢大学医学部泌尿器科助手・講師
1996年 長野赤十字病院 第1泌尿器科副部長
1998年 長野赤十字病院 第2泌尿器科部長
2014年 長野赤十字病院 第1泌尿器科部長