佐藤嘉一 医師 (さとうよしかず)

三樹会病院

北海道札幌市白石区東札幌二条3-6-10

  • 泌尿器科
  • 副院長

泌尿器科

専門

泌尿器科全般、腹腔鏡手術、女性泌尿器科、男性性機能障害の治療、男性更年期

佐藤嘉一

わが国におけるED(性機能障害)診断治療の先駆者。北海道で最初の泌尿器科専門病院として30年以上の歴史を持つ三樹会病院の男性専門外来で、悩みを抱える多くの男性の治療にあたっている。佐藤嘉一医師にとってEDは特別な病気ではなく、中年男性に多く見られる合併症の一つ。メタボリックシンドロームや生活習慣病との関連性の高い病気であり、治療すべきものというポリシーを持つ。治療によって勃起機能が改善されることで、患者が自信を回復し、生活の質が向上することを目指している。

診療内容

同院は、1978年に北海道で最初の泌尿器科専門病院として開院。現在、日本泌尿器科学会専門医、指導医の資格を持つ常勤医10名、非常勤医1名の体制で、さまざまな泌尿器科疾患の診療に対応している。また、2002年からは、毎週木・金曜の午後に男性専門外来を開設して、佐藤医師を始めとする専門医が性機能障害や男性更年期の相談に応えている。 EDの診療は問診からスタート。治療薬が安全に使用できるかどうかをチェックするために、血圧、脈拍、血液検査、尿検査、心電図測定といった検査が必要に合わせて実施される。こうした検査の結果を踏まえて、多くの場合はPDE5阻害剤と呼ばれるED治療薬が最初に処方される。局所の血管を拡張させる薬で、血流をサポートして、勃起を維持しやすくする効果が認められている。佐藤医師によると「時々は勃起する」、「途中まではうまくいく」といういわゆる“中折れ”に悩んでいる人は、この薬を適切に使って血流をサポートすることで、改善が期待できるそうだ。これまでは、薬の効果がどの程度持続するのかなど、ED治療薬の服用に不安を感じていた人もいた。しかし最近は、効果の継続時間が異なる薬を使うなど、治療方法が多様化。多くの患者が安心して治療を受け、薬を使用できるようになっている。さらに同院では、EDを局所だけの病気とはとらえず、生活習慣病あるいはメタボリックシンドロームなど関連性の高い病気を含めてトータルな視点で診療が展開される。このため、ED治療の一環として、メタボリックシンドロームの診断基準であるウエスト周囲径の測定、ならびに糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧の検査が行われ、患者は生活習慣の改善に取り組む。 同院には、あらかじめホームページを確認したり、他の医療機関からの院から紹介を受けたりして、当初からED治療を目的として来院する患者が多い。以前は60~70代が中心だったが、近年は若年層、とりわけ30代後半から40代で、これまで治療を受けた経験のない患者が増加している。精神的なストレスや糖尿病、高血圧などの生活習慣病が原因となり、若い世代にも性機能に問題を感じる人が増えているのだ。中折れも含めて、少しでも勃起機能に問題があればED治療の対象となる。気になる状態が見られるのなら、早めに相談したい。現在早漏の治療にも力を入れている。

医師プロフィール

1986年4月 札幌医科大学卒業、同医局へ入局
1997年9月 アルバート・アインシュタイン大学(NY)留学
2002年4月 三樹会病院に勤務
2007年4月 札幌医科大学臨床准教授