山田秀和 医師 (やまだひでかず)

近畿大学医学部奈良病院

奈良県生駒市乙田町1248-1

  • 皮膚科
  • 診療部長、教授

皮膚科 アレルギー科

専門

アトピー性皮膚炎、レーザー治療、美容皮膚科、 抗加齢医学

山田秀和

近畿大学医学部奈良病院アンチエイジングセンターの副センター長を務める山田秀和医師。アンチエイジングドックの目的は、老化や生活の質の劣化を早期に発見し、予防と早期治療を目指すものである。同ドックでは、皮膚科的見地から肌年齢を測定し、皮膚を内臓の鏡と考えて全身と皮膚のエイジングのチェックも実施する。また、老化予防として運動、食事、精神を中心に生活習慣を重視した指導を行う。山田医師は「精神的側面ではポジティブシンキングが重要」と説明。また、内的老化と外的老化の相関性について「老け顔よりも若く見えるほうが長生きである」と提唱している。

診療内容

究極の予防医学といわれ、近年クローズアップされている抗加齢医学(アンチエイジング医学)。山田医師は、アンチエイジングについて「120歳に向かい、理想的な老化を辿るラインに少しでも近づけるために努力することです」と話す。
山田医師が副センター長を務める同院アンチエイジングセンターでは、アンチエイジングドック外来を実施。同ドックは、がんや生活習慣病の早期発見・予防・早期治療を目的とする従来の人間ドックとは異なり、将来的な健康状態や病気のリスクを予測することにより、生活習慣や栄養面で必要なことをアドバイスし、良い健康状態を維持することをサポートするものだ。まず問診表で心身の異常を尋ね、一般の検査を行うほか、血管年齢、ホルモン年齢、神経年齢、筋年齢、骨年齢、酸化ストレス度、肌年齢などを評価する。「それぞれの臓器の年齢がばらついているとアンチエイジングにはなり得ません。全体のバランスが必要です」(山田医師)
検査後は、理想的な健康状態に向けて、医師が生活習慣や食事内容に関して助言を行う。評価項目のうち肌年齢のチェックでは、頬・腕の内側の内部構造、シワ・しみ・毛穴・赤みなどの肌状態、肌の水分・油分などの肌の弾力チェックを実施する。
今後、質の良い年の取り方を実践するためにも、アンチエイジングドックの需要は高くなるに違いない。
一方「見た目のアンチエイジング研究会」の世話人でもある山田医師は、2012年の同研究会において“紫外線はシミ、しわを作るだけでなく皮膚を菲薄化する”“コーヒーが抗酸化剤として有用”“ビタミンC+ビタミンD+リコピンは飲む日焼け止め”“ビタミンD摂取量と皮膚がんに相関性あり”“筋肉トレーニング→有酸素運動→ストレッチの順での運動が脂肪燃焼に効果がある可能性”“糖質を制限し、高たんぱくの食事をとることで基礎代謝があがる”などの情報を発表。見た目のアンチエイジング対策について「“運動・食事・心”の3つが重要です」と話している。

医師プロフィール

1981年3月 近畿大学医学部 卒業
1985年9月 オーストリア政府給費生(ウイーン大学皮膚科、米国ベセスダNIH免疫学)
1989年4月 近畿大学医学部皮膚科講師
1996年3月 近畿大学在外研究員(ウイーン大学)
1999年10月 近畿大学医学部奈良病院皮膚科助教授
2005年4月 近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授
2007年4月 近畿大学アンチエイジングセンター副センター長(併任)