変形性腰椎症〔へんけいせいようついしょう〕
背骨の加齢的変化により、背骨の辺縁の骨の突出(骨棘〈こつきょく〉)ができたり、背骨の関節が肥大したり、椎間板(ついかんばん)が変性し突出したりして、腰痛や下肢痛が生じたものが変形性腰椎症です。
変形性頸椎症と同様に、このようなX線検査でみられる背骨の変形は中年以降の人にはごくふつうにみられるものであり、通常は病的な意味がないことが多いのです。あくまで腰痛などの症状を伴った場合が治療の対象になります。
しかし、椎間板ヘルニアや狭窄(きょうさく)があきらかな場合には、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、各々に対して治療がおこなわれます。
変形性頸椎症と同様に、このようなX線検査でみられる背骨の変形は中年以降の人にはごくふつうにみられるものであり、通常は病的な意味がないことが多いのです。あくまで腰痛などの症状を伴った場合が治療の対象になります。
しかし、椎間板ヘルニアや狭窄(きょうさく)があきらかな場合には、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、各々に対して治療がおこなわれます。
(執筆・監修:日本赤十字社医療センター脊椎整形外科 顧問 久野木 順一)