浦上克哉 医師 (うらかみかつや)

鳥取大学医学部附属病院

鳥取県米子市西町36-1

  • 神経内科 もの忘れ外来

神経内科 老年科 内科

専門

脳神経疾患・認知症(アルツハイマー病)

浦上克哉

浦上克哉医師は、日本認知症予防学会理事長も務める「認知症診断・予防」の第一人者。数多くの患者を診てきた経験に基づき、早期にまた確実に、認知症への治療を行うことに重きを置き、認知機能検査(物忘れ相談プログラム)を開発。頭部MRI、SPECT検査などで的確なタイミングで実施する。また、アロマと認知症の関係に着目し、研究の結果、嗅神経を刺激すれば海馬の機能が回復する事を発見。認知症予防のためアロマテラピーを楽しむことを推奨している。

診療内容

日本人に最も多いとされるアルツハイマー型認知症においては、1999年より使用されるようになった「アリセプト」いう薬が、進行を遅らせることに非常に有効であるとされている。しかもこれは、服用開始が早ければ早いほど高い効果が期待できるとされている。また、2011年より「メマリー」や「レミニール」といった新薬も使用可能となり、これらを取り入れることでさらに症状改善への選択肢が広がると考えられている。いずれにしても、少しでも早く検査を受け、よく似た症状を有する他の精神疾患等と見極めも非常に重要となる。
「少しでもおかしいと感じることがあったら、早めに専門医を訪ねるべき」と訴えている一方で、
「家族や周囲の対応次第で、患者さんの症状はよくも悪くもなります。良い表情や反応、会話をきちんとしてあげることが、もっとも効果的な薬かもしれません。認知症の患者を一人の人間として尊重し、安心感を与えてあげることが大切」と語る。また、アロマと認知症の研究にも力を入れ、嗅神経を刺激すれば海馬の機能が回復する事を発見。嗅神経は再生能が高く、アロマの香りが、弱った神経細胞を蘇らせるという。2009年鳥取大学発のベンチャー、認知症・アルツハイマー病の予防と治療方法のリーディング研究機関を立ち上げ、オーガニックアロマオイルの開発や販売にも関わっている。アロマテラピーは認知症の改善だけでなく予防にも効果的なのだという。
所属している鳥取大学医学部附属病院・神経内科に開設されている「もの忘れ外来」は、その名称の通り、アルツハイマー病,レビー小体型認知症,血管性認知症などの認知症の早期診断・治療を行っている。
わが国の高齢化に伴い、認知症の患者も増加していると言われる。一度罹ってしまうと“治らない病気”という受け止め方が一般的であったが、近年では研究開発が進み、様々な角度での投薬や治療、何より「早期発見」によって“完治できる病気”と考えられるようになってきた。「もの忘れ外来」では、臨床と研究という両方のアプローチから、認知症に対する細やかな取り組みが行われている。

医師プロフィール

1983年3月 鳥取大学医学部卒業
1988年3月 鳥取大学医学部大学院博士課程修了
1990年4月 鳥取大学医学部脳神経内科・助手
1996年2月 鳥取大学医学部脳神経内科・講師
2001年4月 鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座環境保健学分野・教授
2005年4月 鳥取大学大学院医学系研究科保健学専攻医用検査学分野病態解析学・教授(併任)
2009年4月 鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座・代表
2010年4月 鳥取大学医学部保健学科検査学専攻・主任

「認知症」を専門とする医師