池田勝久 医師 (いけだかつひさ)

順天堂大学医学部附属順天堂医院

東京都文京区本郷3-1-3

  • 耳鼻咽喉科
  • 主任教授

耳鼻咽喉科 アレルギー科

専門

副鼻腔炎(蓄膿症)、アレルギー性鼻炎、花粉症

池田勝久

池田勝久医師は耳鼻咽喉科領域の身近で切実な疾病に関して、全国屈指の実績を持つスペシャリスト。早期発見と適切かつ迅速な処置を基本としている。低侵襲治療(痛みの少ない治療)に取り組みつつ、光学機器などを用いた高度技術を駆使。内視鏡手術の第一人者であり、重篤なアレルギー性鼻炎・花粉症や慢性副鼻腔炎に苦しむ多くの患者に対応してきた。難治性アレルギー性鼻炎に対する内視鏡手術「後鼻神経切断術」は、約9割の症状が改善する。改良を重ね、現在ではほとんど合併症がないという。

診療内容

池田医師が主任教授を務める同院耳鼻咽喉・頭頸科では、積極的に内視鏡技術を取り入れ、アレルギー性鼻炎・花粉症や副鼻腔炎に対する手術に取り組んでいる。同科は内視鏡手術のエキスパートである池田医師のリードにより数多くの手術実績を誇るが、特に難治性アレルギー性鼻炎に対する新しい手術「後鼻神経切断術」は、首都圏では池田医師のみが行えるという最先端医療であり、同科が展開する高度な技術を物語るものである。
 近年、難治性の疾患として注目されている好酸球性副鼻腔炎に対しても内視鏡手術と術後の確実な指導管理によって極めて良好な成績を挙げている。好酸球性副鼻腔炎の症状としては、早期の嗅覚障害(ニオイがしない)、鼻閉(はなづまり)、鼻漏(特に、ニカワ状、セメンダイン様の黄土色の鼻汁)が特徴的である。喘息と合併することが多く、難治性・再発性なので、術後は長期間(数年~数十年間)の治療と管理が必要となる。基本薬として、ステロイド薬の鼻スプレーなどである。特に、喘息と既にお持ちの方は喘息と同様に体質として、一生付き合っていく病気として認識しなければならない。好酸球とは血液中の白血球の一種で、喘息では気管支粘膜や痰に多く存在する。好酸球性副鼻腔炎では鼻茸や鼻汁に多く存在する。
 術後の再発の徴候(サイン)は、嗅覚障害(ニオイがしなくなる)と鼻漏である。鼻漏には2種類あって、①前述したニカワ状、セメンダイン様の黄土色の鼻汁と②細菌の感染後の黄緑色の悪臭のある膿(うみ)である。再発のサインに気付いた時には以下の薬を短期間服用するように指導している。1)ニオイがしなくなった時またはニカワ状、セメンダイン様の黄土色の鼻汁が出た時には事前に頓服用としてお渡ししたプレドニゾロンを服用指示に従って服用してもらう。2)黄緑色の悪臭のする膿(うみ)が出た時には、事前に頓服用としてお渡しした抗菌薬を指示に従って服用してもらう。これらの術後管理によって、早期に再発をコントロールすることが可能となっている。

医師プロフィール

1981年 東北大学医学部 卒業
1981年 同大学附属病院耳鼻咽喉科入局
1983年 東北大学助手医学部附属病院助手
1987年 ミネソタ大学耳鼻咽喉科留学
1989年 東北大学医学部附属病院助手
1991年 医学博士授与(東北大学)
1993年 東北大学医学部附属病院講師
1997年 東北大学大学院医学系研究科助教授
2003年 順天堂大学医学部耳鼻咽喉科学講座教授