近藤健二 医師 (こんどうけんじ)

東京大学医学部附属病院

東京都文京区本郷7-3-1

  • 耳鼻咽喉科
  • 准教授

耳鼻咽喉科

専門

鼻副鼻腔疾患、嗅覚障害

近藤健二

同院耳鼻咽喉科では毎週金曜日に「はな外来」を開設。その中心的存在である近藤健二医師は慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎をはじめ、副鼻腔嚢胞、鼻副鼻腔腫瘍、鼻中隔弯曲症、鼻腔の先天奇形、眼窩壁骨折、嗅覚障害など幅広い鼻副鼻腔疾患に取り組んできたスペシャリスト。薬物治療で改善が乏しいものには積極的に手術を検討するが、その際は内視鏡を最大限活用した低侵襲(痛みが少なく、回復が早い)手術を行っている。また再手術や複雑な病変では手術用ナビゲーションシステムなどの先進技術も用いて安全かつ確実な鼻科疾患の治療を実践している。

診療内容

1899年に開講された東京大学耳鼻咽喉科学教室はすでに100年を越える歴史を持ち、国内の大学病院耳鼻咽喉科学教室の中では最大級のスタッフ数、専門分野で診療を行っている。
同科が金曜日に開設している「はな外来」では悪性腫瘍を除く鼻副鼻腔疾患全般を扱っており、保存的治療(薬などの治療)で改善しない場合は手術を検討するケースも少なくない。外来の中心的存在である近藤医師は内視鏡下で行われる低侵襲手術を専門としている。
鼻副鼻腔は感染症、嚢胞、アレルギー疾患、涙道疾患、腫瘍、先天奇形、外傷、嗅覚障害などさまざまな病気が起こり、内科的な側面の強い疾患から手術が第一選択の外科的な疾患まで病気の性質も多様である。鼻は呼吸や嗅覚など日常生活に直結するデリケートな臓器のため、個々の患者の病態や希望に応じた対応が必要となる。
これを達成するため「はな外来」では内視鏡検査、CT、MRIによる画像検査、嗅覚検査、アレルギー検査、細胞組織検査などを組み合わせて病気の診断を適切に行い、治療方針を立てている。
薬物治療が可能な場合は最適な薬物を組み合わせて病態の改善を図るが、これで改善が乏しい場合は積極的に手術を行っている。内視鏡下鼻副鼻腔手術は手術用の内視鏡を用いて鼻の中から行う手術で、顔や歯肉を切ることがないので術後の痛みや腫れが少なく、また回復も早いという長所がある。近藤医師は上記のほとんどの疾患に対して内視鏡下の手術を手がけており、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下副鼻腔手術、鼻中隔弯曲症に対する鼻中隔矯正術をはじめとしてアレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術、鼻涙管閉塞症に対する内視鏡下涙嚢鼻腔吻合術、鼻副鼻腔腫瘍の内視鏡下摘出術などさまざまな手術に対応している。さらに脳神経外科との合同手術で境界領域である頭蓋底腫瘍の治療にも取り組んでいる。
また「はな外来」ではあらかじめ撮影したCT画像をコンピュータに取り込むことで安全かつ確実に処置が施せる「ナビゲーションシステム」を10年前に導入、多数の使用実績を持つ。またマイクロデブリッダーを用いた鼻ポリープ切除やアレルギー性鼻炎に有効なレーザー治療を外来手術として多数行っており、あらゆる角度から患者のニーズに応えられる質の高い医療を実践している。

医師プロフィール

1994年 東京大学医学部医学科 卒業、東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科、亀田総合病院耳鼻咽喉科で研修
2001年 東京大学大学院医学系研究科(耳鼻咽喉科学)修了
2001年 東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手
2004年 米国カリフォルニア大学サンディエゴ校耳鼻咽喉科博士研究員
2006年 東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科医局長
2016年6月 東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科 准教授