近藤啓介 医師 (こんどうけいすけ)

東京ヴェインクリニック

東京都豊島区東池袋1-7-5 池袋イースタンビル5F

  • 血管外科
  • 理事長・院長

血管外科 外科

専門

血管外科、下肢静脈瘤

近藤啓介

大学病院でおもに血管外科を専門に、臨床の第一線で活躍。下肢静脈瘤に対する内視鏡下筋膜下穿通枝切離術をいち早く日本に導入し、早期からレーザーストリッピング手術にも取り組む。2008年には大病院ではできないこまやかな治療をしたいという思いから、下肢静脈瘤に対する治療のための専門クリニックを開院。それまで放置されることが多かったさまざまなタイプの静脈瘤に対して、それぞれの状態に合わせたオーダーメード治療をおこない、高い治療成績をあげている。

診療内容

「下肢静脈瘤は命に関わる病気ではないため、見過ごされてしまいがちですが、そのまま放置しておいてもいいというわけではありません」国内でも早期からレーザー治療に取り組むなど、下肢静脈瘤治療のエキスパートとして活躍してきた近藤医師は、その経験から警鐘を鳴らす。
「この病気は症状の進行度合いが比較的ゆっくりであるということも、放置されやすい要因の一つかもしれませんが、そのまま放っておいた場合、知らず知らずのうちに症状が悪化してしまう場合もあります」(近藤医師)
重症化してしまうと潰瘍化したり、あるいは皮膚疾患を引き起したり、極めて治りにくくなってしまうのが、この病気の特徴だという。さらには深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などの重大な病気を引き起こす可能性も少ないながらある。
「そうならないためには、下肢静脈瘤の正しい知識を持ち、ふだんから予防や進行防止を心がけることが何よりも大切になってきます。そこで初診時にはなるべく時間をかけ診療をおこなうようにしています。問診、視診、触診、超音波検査と30分ほどの時間を使います。そして現時点での病気の状態や治療法の説明をすることはもちろん、予防や進行防止法についてもていねいにお伝えしています」(近藤医師)
つい、放置しがちな下肢静脈瘤に対して、放っておくとどうなるのか、進行を防止するにはどうしたらよいのかなど、病気についての知識をていねいに、わかりやすく教えてくれるのが同クリニックの特徴である。
下肢静脈瘤の治療法には「血管内レーザー手術」「ストリッピング手術」「硬化療法」「保存的治療」など、いくつかの方法があるが、静脈瘤の生じている場所や症状の進行状態によって選択は変わってくる。
「今、主流となっているのは血管内レーザー焼灼術です。これは患部の静脈内にとても細いレーザーファイバーを入れて、血管内の壁を熱で焼き、閉塞させる手術です。閉塞して血液が流れなくなった静脈は、数ヶ月かけて繊維化した後、体組織に吸収されます。従来のストリッピング手術と同じ効果が得られるうえ、出血などのリスクが少なく、メリットの多い新しい治療法です」(近藤医師)
もちろん、血管内レーザー焼灼術は誰でも受けられる手術というわけではないため、きちんと検査し、適応を見極める必要があるという。しかし、皮膚を切開しないため傷が残らない、約20分と短時間で治療できる、術後の痛みがストリッピングに比べて少ない、手術後すぐに歩行することができる、翌日から仕事に復帰できる、身体への負担が少ないなどのメリットは大きく、2011年より保険適応となったのをきっかけに、従来のストリッピング手術にかわり標準手術になるものと思われる。ただし、最先端の治療すべてがいいわけではないと近藤医師は言う。
「新しい治療は治療成績や長期成績が不明のものも多く、いわゆるいかがわしい治療といわれるものまでさまざまなものがあります。当クリニックではそれらを排除し、客観的データに基づき治療成績にのっとった治療法のみを選択吟味したうえで、より安全性が高く治療効果のあるものを提供しています」
いくら新しくても成績が不明であったり安定していないものはおこなわない。そこには、いかに患者が安心して治療をゆだねられるクリニックであるかという近藤医師の強い信念がうかがえる。

医師プロフィール

1993年 3月 東京大学医学部医学科 卒業
1995年12月 国保旭中央病院外科
1997年12月 東京大学第二外科、埼玉医科大学総合医療センター 外科助手
2004年 4月 東京大学血管外科大学院修了、埼玉医科大学総合医療センター血管外科助手
2008年 4月 東京大学血管外科助教、東京ヴェインクリニック 開院

「下肢静脈瘤」を専門とする医師