工藤敏文 医師 (くどうとしふみ)

両国あしのクリニック

東京都墨田区緑3-17-11 あしのビル2F・3F・4F

  • 下肢静脈瘤外来

心臓血管外科 外科

専門

下肢静脈瘤、レーザー治療

工藤敏文

工藤敏文医師は外科専門医、心臓血管外科専門医、脈管専門医であり、特に下肢静脈瘤に対する診療・治療を得意とする。下肢静脈瘤のエンドレーザー法について豊富な実績を持つ。日常的な診療のほか、日本静脈学会血管内レーザー焼灼術実施管理委員会が認定する「レーザー焼灼術指導医」として、後進の指導にあたる機会も多い。両国あしのクリニックは日本で最初に開設された「あし」の病気に特化した専門クリニック。下肢静脈瘤外来で実施する日帰り手術は日本屈指の症例数を誇る。

診療内容

膝下の血管(静脈)がうっ滞して浮き上がる下肢静脈瘤。静脈内の弁が壊れ、本来心臓に戻るはずの血液が逆流して血管内にたまり、コブのように膨らむものである。立ちっぱなしの時間が長い仕事の人(美容師や料理人など)や出産後の女性に多い。下肢静脈瘤は、血管が網の目のようになるタイプと、ぼこぼこする伏在型とに分けられる。伏在型静脈瘤が進行するとだるさやむくみ、足のつりを起こし、悪化すると湿疹や色素沈着を起こしてしまう。これは血液の循環が悪いために起こるが、長く放っておくと足の栄養状態がさらに悪化して皮膚が薄く弱くなる。こうなると些細なことでも傷ができやすく治りにくくなり、潰瘍(ただれ)を起こすこともある。
同院は日本で最初に開設された「あし」の病気に特化した専門クリニックである。あし専門とうたうだけあって、下肢静脈瘤外来で実施する日帰り手術は日本屈指の症例数を誇る。工藤医師は下肢静脈瘤外来で専門医として診療に携わり、症状や個別性によって日帰り治療を中心に、その人にあった治療を行っている。「治療法として、硬化療法(手術せずに注射で治療する方法)や圧迫療法(弾性ストッキングや包帯などで足を圧迫する)、さらにレーザーなどのカテーテル治療を行うこともあります」(工藤医師)
同クリニックでは、最新治療法として「エンドレーザー法」をいち早く取り入れた実績をもつ。現在下肢静脈瘤のレーザー治療は世界標準であるが、日本では2011年1月にレーザー治療(エルベスレーザー)が健康保険適用となったのを契機に、下肢静脈瘤手術の選択肢の一つとして普及しはじめた。エンドレーザー法は高度かつ最新の術式で、静脈内に細いレーザーファイバーを入れ、静脈の内側をレーザーで焼いて閉塞させる治療である。焼かれた静脈は血液が流れなくなり、数か月かけて線維化し、従来行われてきたストリッピング手術とほぼ同じ効果が得られるという。しかし、足の付け根の静脈が太く膨らんでいる場合など、ストリッピング手術を勧めるケースもある。「直径2センチを超えるほど大きな静脈瘤があるとレーザー治療が痛みの原因になる上、患者にとっては負担も増えます。症状が軽くレーザー治療が検討できる段階で受診してほしいと思います」と工藤医師は述べる。
エンドレーザー法が従来の手術と異なるのは、穿刺法でほとんど傷がないこと、そして短時間で治療が終わる点である。治療は約30分と短く、術直後から歩行可能ですぐに帰宅できるという。来院から帰宅まで、わずか2~3時間程度なので患者の負担も少ない。
下肢静脈瘤のレーザー治療には超音波検査(ゼリーを付けて器械を検査部位に当て画像を表出する)や特殊な局所麻酔(TLA麻酔)に関する経験・知識が必要であるため、血管外科専門医、特に下肢静脈瘤治療に詳しい医師が治療を行う必要がある。同クリニックでは工藤医師をはじめ熟練の技を持つ専門医がレーザー治療を行うため術後の合併症が少なく、レーザー実施施設の認可も受けているため、安心して治療に臨むことが可能だ。
今後の静脈瘤治療について、工藤医師は次のように語る「日本では下肢静脈瘤を専門に扱う医師が少ない上、保険診療で認められるレーザー治療も一部に限られています。欧米と比べて血管内治療の普及が遅れているのです。当クリニックでは2004年よりパルスヤグレーザーを導入するなど最新治療の開発に積極的です。現在では、いずれも健康保険適応である最新の1470 nm波長のレーザー装置(エルベス)とラジオ波装置(コヴィディエン)の両方をそろえ、下肢静脈瘤の状態によって適切な装置を使い分けて治療にあたっています。今後さらに患者の負担が少なく、安心・安全に受けられる下肢静脈瘤治療を目指していきます」

医師プロフィール

1993年3月 東京医科歯科大学医学部 卒業
2003~2006年 米国UCLA血管外科留学
2012年4月 東京医科歯科大学血管外科助教
2014年4月から現在 東京医科歯科大学 総合教育研修センター/血管外科 講師

「下肢静脈瘤」を専門とする医師