赤澤純代 医師 (あかざわすみよ)

金沢医科大学病院

石川県河北郡内灘町大学1-1

  • 総合内科、集学的医療部 総合診療センター 女性総合外来
  • 准教授 副センター長

総合診療科 婦人科 内科

専門

女性疾患(更年期障害など)、高血圧、糖尿病、脂質異常症、漢方薬・ピル処方

赤澤純代

2002年に石川県で初めてとなる女性外来を開設。体に不調があるものの、婦人科には行きにくいと考えていた多くの患者を女性医師が女性特有の身体・精神症状を総合的に診療し、ジェネラリストからスペシャリストの先進医療への橋渡しを行う。初診は、一人30分と十分な診療時間をとり、患者の話を聞くことも治療の一環と考えている。赤澤純代医師は、ホルモン療法や漢方薬なども積極的に取り入れ、センターならではの多職種による管理栄養士、運動療法士、臨床心理士によるチーム医療を実践している。女性の生涯にわたる健康サポートを行うべく力を尽くしている。

【資料(PDF)】(・総合診療センター ・女性総合外来 ・女性の生涯にわたる健康のサポートをめざして)

診療内容

「更年期というのは45歳から55歳前後数年間をさします。期間は約10年間ですが、個人差がとても大きく、症状が重い人も軽い人もいます。女性のライフサイクルの一つであり、誰もが経験することです」と赤澤医師は話す。この時期に女性ホルモン・エストロゲンの分泌が急激に低下し、体と心にさまざまな不調が現れるのが更年期障害である。症状としては、ほてり、冷え、頭痛、肩こりなどの身体的な症状、うつ、不眠、イライラなどの精神的症状があげられる。
同センターではまず更年期度をチェックシートで把握し、血液検査を行う。血中のエストロゲン量が減少していて更年期と診断されれば、医師と二人三脚で治療が始まる。「当センターでは、栄養指導・運動指導・漢方・ライフスタイルの提案を行うほか、女性のライフサイクルの時期により適宜、超低容量ピルや中容量ピルを使用したり、更年期にはホルモン補充療法を組み合わせ、成果を上げています。ピルは避妊薬というイメージがあるかもしれませんが、違う働きもあります。またホルモン剤も最近はさまざまなタイプがあり、肝臓に負担をかけない飲み薬や、貼り薬、ジェルなどが用いられています。これらに漢方薬や精神安定剤などを組み合わせ、患者さんのからだや症状に合わせた治療を行っています」と赤澤医師。ピルにもホルモン補充療法にも、利点と危険の双方があり、医師と相談して治療を行うことが必要だ。
また「更年期の症状にはさまざまなものがあるので、別の重大な病気が隠れていることもあります。つらいときは我慢して長期間放っておかずに、受診してください」とアドバイスしている。
同センターは女性のライフスタイルと健康の関係を重視。女性患者の願いや生きがいをも含む多面的なサポートを展開しようとしている。
診療日とは別日に臨床心理士によるカウンセリングコース(北本医師・粕谷医師)もある。「理想をいえば、心も体も経済も健康でなければ、幸福感は得られません。女性外来を立ち上げた時一緒にがんばってくれた今村理子医師は、福島県立性差医療センターで働くようになり、被災しました。しかし尚、幸せになるレッスンなど各種講座を精力的に行われています。私どもも石川県において、これからも生涯を通した女性の健康と幸せを一緒に考えていきたいと思っています」と赤澤医師は話している。

【資料(PDF)】
(・金沢医科大学女性総合医療センターと各種女性団体との活動 
・金沢医科大学 金沢市協定事業-女性の健康プロジェクト)

医師プロフィール

1992年3月 金沢医科大学卒業
1994年4月 東京大学 第三内科(循環器内科)研究生
1999年2月 東京大学 先端技術研究所ゲノムサイエンス
2001年4月 金沢医科大学 循環器内科助手
2002年 金沢医科大学 総合診療科 女性外来
2006年 金沢医科大学 21世紀集学的医療センター 生活習慣病センター 女性外来
2009年 金沢医科大学 21世紀集学的医療センター 女性総合医療センター
2012年4月 金沢医科大学 集学的医療部 総合診療センター 女性総合外来
2013年4月 同大学 集学的医療部 准教授

「更年期障害」を専門とする医師