堂地勉 医師 (どうちつとむ)

鹿児島大学病院

鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1

  • 鹿児島大学名誉教授 地域医療連携センター
  • 非常勤医師

婦人科 産科 産婦人科

専門

子宮内膜症、子宮筋腫、更年期障害、骨粗鬆症、肥満、やせ、排卵障害

堂地勉

鹿児島大学病院の産科婦人科は以前、堂地勉医師が科長を務め指揮を執っていた部門であり4つの専門グループが全ての診療領域をカバーし、安全性の高い高度医療を実施している。研究・教育面でも、九州における女性医学研究のメッカである。子宮内膜症・子宮筋腫など良性の婦人科疾患のほとんどを腹腔鏡で行うなど、患者のクオリティオブライフにも寄与。ご退任後は鹿屋医療センターにて非常勤講師を務めている。堂地医師は、日本産科婦人科学会の女性ヘルスケア委員会・初代委員長でもあり、あらゆるアプローチから産婦人科医療の発展に大きく貢献している。

診療内容

子宮内膜症は、月経痛など様々な痛みが症状として現れるので、まず問診・内診・血液検査・超音波検査・MRI検査・CT検査、そして、腹腔鏡検査などで診断。治療方法はその患者さんに最も合った方法を選択する。大きく分けると、次の二つの方法、もしくは、その複合的なものとなる。いずれも、妊娠を希望している、または月経痛がひどい・悪性腫瘍が疑われるなどの状態により、その患者に最も応じた慎重な治療法を薦めている。
一つは、鎮痛剤やホルモン療法など、薬でコントロールする場合である。特に、女性ホルモン・エストロゲンの分泌量を調整することが有効な「GnRHアゴニスト療法」が広く用いられている。もう一つは、手術によって病巣を取り除く方法。従来は開腹する手術が一般的だったが、医療技術の進歩により、患者の負担が少ない腹腔鏡下手術が実現可能となった。この他にも、子宮筋腫、卵巣腫瘍、チョコレートのう胞など良性腫瘍の手術は、開腹手術だけでなく腹腔鏡や内視鏡を用いて行っている。小さな創で手術できる上、創が目立たず、体の負担が少なく、早期に社会復帰できるメリットがある。腹腔鏡での手術件数は年々増加し、婦人科手術の5割弱を占めるものである。最近では子宮体がんの腹腔鏡下手術や広汎子宮頸部切除術も手がけており、南九州一円から患者が集まっている。
現代の婦人科疾患は、結婚や出産年齢の高齢化など、女性のライフスタイルの変化などが影響しているとも言われる。一方、疾病そのものに対する考え方も「治療から予防へ」と変貌するにあたり、女性の一生を通じてヘルスケアの必要性が求められるようになってきている。堂地医師と同科はこういった観点から、多くの関連病院産婦人科専門医や開業医師の方々とも診療・教育・研究に関する協力体制を構築し、産婦人科医療の発展に努めているものである。

医師プロフィール

1977年 九州大学医学部 卒業
1981年 九州大学医学部産婦人科助手
1984年 鹿児島大学医学部産婦人科助手
1988年 鹿児島大学医学部産婦人科講師
1992年 英国Wynn(ウイン)Institute for Metabolic Research留学
1996年 鹿児島大学医学部産婦人科助教授
2004年 鹿児島大学医学部産婦人科教授
2016年3月 鹿児島大学大学院医師学総合研究科 生殖病態生理学 教授 退任
2016年4月 鹿児島大学名誉教授、鹿屋医療センター非常勤講師