廣瀬玲子 医師 (ひろせれいこ)

岐阜県総合医療センター

岐阜県岐阜市野一色4-6-1

  • 女性外来
  • 部長

内科 婦人科 産婦人科

専門

女性医療、漢方治療、産婦人科医療相談、女性心身症:思春期の心身の不調、無月経、月経痛やPMSなどの月経関連の障害、中等度までの摂食障害、不妊に関する心身の不調、育児不安、育児疲れ、更年期障害、冷えやむくみなどの体調不良など。

廣瀬玲子

2002年に開設された女性外来をリードする。思春期から更年期過ぎまで女性のライフ・ステージに関連した心身の不調に対応。検査をしても異常がない、どこを受診してよいかわからないといった患者に対して、初診に30~40分かけ話を聞くことから診療を始め、西洋医学と東洋医学の両面から治療を行っている。廣瀬玲子医師は産婦人科医として18年勤務した経験を活かし、患者に寄り添った治療を実施。高校生たちに命の大切さを伝える「命の授業」を行うなど、地域での各種啓蒙活動にも力を注いでいる。

診療内容

「更年期というのは、妊娠可能な時期から妊娠が不可能な時期への移行期間で、閉経の10年前後がそれにあたります。このときに特有なさまざまな症状を更年期障害あるいは更年期症候群といいます」と廣瀬医師は話す。「身体的には、卵巣機能が急に減退し“不定愁訴”と言われる自律神経の失調を中心としたさまざまな症状が現れます。また心理的には“母親”の時代が終わり、もう一度夫と向き合い、老年期を迎える心の準備をする時期でもあります」。具体的にはほてりや冷え、多汗、めまい・耳鳴りなどの身体的症状、不安感、イライラ、不眠、うつなどの精神的症状が起こる。
診療にあたっては、更年期指数をはかるチェックシートで現状を把握。血液検査を行って診断をする。
「治療にはホルモン補充療法、心理療法、薬物療法(安定剤や抗うつ剤など精神神経用薬と漢方療法)、補完代替医療(鍼灸・ハーブ・アロマ・太極拳・ヨガなど)とさまざまな方法があります。ホルモン補充療法は子宮体がん・乳がん・血栓症の患者さんには行えないなど、個々人の事情に合わせた治療法を考える必要があり、これらを組みあせてそれぞれに適した治療を行うことが大切です」と廣瀬医師。
「女性は閉経後、コレステロール値が男性より高くなり、血圧や血糖値も上昇します。また女性ホルモンの減少で骨量が減少し、骨粗鬆症が男性よりも多くなり、骨折もしやすくなります。食生活や生活習慣をより健康的にし、注意をしてください」と廣瀬医師はアドバイスしている。

同センター女性外来では、生活習慣改善と漢方治療を中心に、ホルモン補充療法等の西洋医学的治療も併用している。院内の各科専門医、院外の医療機関や各種相談センターや信頼できる専門職や代替医療の専門家などとの連携にも力を入れている。内容によっては院内女性臨床心理士に心理カウンセリングを受けることも可能である。

医師プロフィール

1988年3月 京都府立医科大学 卒業
1988年5月 岐阜大学医学部附属病院産婦人科研修医
1989年7月 岐阜県立岐阜病院(現岐阜県総合医療センター)研修医その後、医員、
1995年4月~1999年3月 岐阜大学医学部産婦人科大学院
1999年5月 岐阜市民病院産婦人科医長
2001年4月 岐阜市民病院産婦人科副部長
2002年9月 岐阜県立岐阜病院(現岐阜県総合医療センター)女性外来担当医
(2003年4月~2008年3月 岐阜大学医学部附属病院産婦人科医員)
2006年11月 岐阜県総合医療センター 女性医療センター 女性外来担当医
2011年4月    同 部長
 ~2014年5月末 岐阜大学附属病院女性外来 終了

「更年期障害」を専門とする医師