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小麦成分で下痢、倦怠感 セリアック病、グルテン不耐症(札幌医科大学付属病院消化器内科 仲瀬裕志教授)
小麦に含まれるグルテンというタンパク質が原因で、下痢や全身の倦怠(けんたい)感などが表れるセリアック病やグルテン不耐症。小麦を食べ…
認知症に似た症状が進行 中枢神経系原発悪性リンパ腫(国立がん研究センター中央病院脳脊髄腫瘍科 成田善孝科長)
認知症と似た症状が特徴の脳腫瘍の一つ「中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)」。国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)脳脊…
男性や高齢者に多いぼうこうがん サインは血尿、見つけたら受診を(がん研究会有明病院泌尿器科 米瀬淳二部長)
高齢の男性に多く、国内で年間2万人以上の発症者がいるぼうこうがんの早期発見のポイントや治療などについて、がん研究会有明病院(東京都…
乳児の白い便に要注意―乳児肝炎 早めに原因特定を(済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科顧問 藤沢知雄医師)
乳児肝炎は、病名は知られていないが肝機能の悪化で放置すると危険なケースもある。原因はさまざまで、自然に治る場合もあるが、済生会横浜…
女性の骨盤臓器脱 まずは保存的治療から(大阪市立大学大学院医学研究科女性生涯医学特任教授 古山将康医師)
骨盤内の臓器が腟(ちつ)から体外に出てしまう骨盤臓器脱は、その臓器により、子宮脱、ぼうこう瘤(りゅう)、直腸瘤などに分類でき、複数…
“爪の水虫”は早期に治療を ~家庭内で感染広がる場合も~(順天堂大学医学部付属浦安病院皮膚科 木村有太子准教授)
足の爪が濁る、厚くなり、ボロボロと欠ける―。そのような症状があれば爪の水虫である爪白癬(つめはくせん)の可能性が高い。高齢者に多い…
改善できる子どもの弱視 3歳児健診で早期発見を(杏林大学医学部付属病院眼科 鈴木由美講師)
一般に視機能の発達は生後6週から始まり、6~8歳で完了する。しかし、正常な視覚刺激が与えられず視機能が未発達な状態(弱視)の子ども…
治りにくい乾癬に効果 生物学的製剤の有効性(東邦大学医療センター大橋病院皮膚科 向井秀樹客員教授)
慢性の皮膚病で関節炎が生じることもある乾癬(かんせん)で、重度でも有効な生物学的製剤という薬が注目されている。東邦大学医療センター…
体温調節できない子ども増加 睡眠の質悪化で心身に影響(早稲田大学人間科学学術院 前橋明教授)
近年、自律神経の働きが低下し、体温調節がうまくできない子どもが増えている。原因は主に“遅寝遅起き”による生活習慣の乱れとされるが、体…
予期せぬ揺れが原因 車酔いの簡単な予防法(横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科めまい・平衡神経科 新井基洋部長)
嘔吐(おうと)や体調不良の原因になり、旅行の楽しい気分を台無しにする「車酔い」の理由や予防・対策について、横浜市立みなと赤十字病院…
聞こえても理解できない 聴覚情報処理障害(国際医療福祉大学成田保健医療学部 小渕千絵教授)
耳は聞こえているのに、日常生活のさまざまな場面で話が聞き取りにくくなる。「聴覚情報処理障害(APD)」と呼ばれる症状だ。この問題に…
梅毒による目の病変 早期発見・治療が重要(国立国際医療研究センター病院眼科 八代成子医長)
性感染症の梅毒は性器など、感染局所のしこりやただれから始まり、進行すると目に病変が表れることもあり、眼梅毒と呼ばれる。眼科を受診し…
一度はB型肝炎の検査を 未自覚感染者の対策必要(武蔵野赤十字病院 黒崎雅之副院長)
肝がんの患者数は1970年代から徐々に増加し、2000年代からはほぼ横ばい。C型肝炎とともに、肝がんの原因の大部分を占めるB型肝炎…
中高年女性のヘバーデン結節 関節リウマチと異なる(横浜労災病院 三上容司院長)
手指の第一関節が変形し、曲がってしまう「ヘバーデン結節」。中高年の女性に多く見られるが、原因は不明。発症すると元に戻らないため、テ…
過剰に心配せず見守りを 子どもが突然起きる「夜驚症」(東京ベイ・浦安市川医療センター 神山潤センター長)
子どもが睡眠中に突然起き上がって泣き叫ぶ症状は「夜驚症」と呼ばれ、激しくおびえる様子に戸惑う親は少なくない。家族はどう対応すればよ…
スポーツで起きる腰椎分離症 成長期の子どもは要注意(埼玉県済生会川口総合病院整形外科 新井嘉容主任部長)
スポーツにけがはつきものだが、成長期の子どもが注意したいのは腰椎分離症だ。埼玉県済生会川口総合病院(埼玉県川口市)整形外科の新井嘉…
歩幅広げて認知症を予防 狭いと高まる発症リスク(国立環境研究所 谷口優主任研究員)
新型コロナ禍でのテレワークなどで運動不足を自覚する人が多い中、歩幅を広げて歩くことが認知症予防に役立つという研究が注目されている。…
免疫の異常で臓器を攻撃 非典型溶血性尿毒症症候群(徳島大学病院 香美祥二病院長)
牛レバーの生食などが原因の腸管出血性大腸菌O(オー)157による食中毒では、生命に関わる溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすケース…
長引くストレス、子どもにも コロナとメンタルへルス(国立成育医療研究センターこころの診療部 田中恭子診療部長)
新型コロナウイルスの感染拡大の長期化が、子どもの心にも影響を及ぼしている。国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)こころの診療部…
乳がん全摘後の選択肢 再建しない「Going Flat」(昭和大学病院乳腺外科 垂野香苗医師)
9人に1人の日本人女性が乳がんを発症する中、2013年に乳房再建術が保険適用となった。一方、最近はあえて再建をしない「Going …
物を持ち上げると痛む 使い過ぎはスマホ肘に(福井大学医学部整形外科 大木央講師)
現代人の日常生活に欠かせないスマートフォンはゲームなどで使い過ぎるとさまざまな健康障害を起こすことがある。物をつかんで持ち上げた時…
目的外の過剰使用が問題に 市販薬の乱用・依存(埼玉県立精神医療センター 成瀬暢也副病院長)
薬局の店頭やインターネットで購入できる一般用医薬品(市販薬)。近年、本来と異なる目的や大量の服用による“乱用”の事例が問題となってい…
つわりに似た症状―妊婦の逆流性食道炎 生活習慣の見直しで予防を(山王病院産婦人科 藤井知行病院長)
胃酸が食道へ逆流して食道内に炎症を起こす逆流性食道炎は、肥満の人や高齢者などのほか妊婦も発症しやすいが、症状がつわりと似ており、見…
誤飲による子どもの窒息事故 おもちゃは安全第一で選ぶ(日本鋼管病院呼吸器内科 田中希宇人医師)
歯が生え始めた乳児向けに小さなパーツをつなぎ合わせた「歯固めジュエリー」が人気を集めているが、誤ってパーツを飲み込んで窒息する危険…
強い痛み止めが米国で問題に オピオイドクライシス(独協医科大学病院麻酔科 山口重樹教授)
「オピオイド鎮痛薬」と呼ばれる麻薬系の強力な痛み止めをめぐり、米国では不適切な使用で死亡者が出るなど社会問題となっている。「オピオ…