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寝ている間に起こる異常行動―睡眠時随伴症 大声で叫ぶ、家族への危害も(杏林大学医学部付属病院精神神経科 中島亨兼担教授)
寝ぼけたまま起き上がって歩いたり、大声で叫んだり、時には暴れて家族にけがをさせることもある睡眠時随伴症(パラソムニア)。睡眠時に生…
第二次性徴の遅れ―思春期遅発症 将来のために原因追究を(昭和大学横浜市北部病院産婦人科 長塚正晃教授)
思春期は心や体が子どもから大人へと成熟する時期で、男女の特徴が顕著になる第二次性徴をきっかけに起こる。思春期遅発症は、この第二次性…
新型コロナでドライアイ悪化 ~在宅勤務、マスク着用が要因~
長期化するコロナ禍は、体のさまざまな場所に悪影響を与えている。スマートフォンやパソコン(PC)の長時間の使用が引き起こすドライアイも…
若い女性に多い膝蓋骨亜脱臼症候群 膝に違和感、軟骨損傷も(順天堂大学医学部付属順天堂医院整形外科・スポーツ診療科 池田浩准教授)
膝蓋(しつがい)骨亜脱臼症候群は、膝の皿と呼ばれる膝蓋骨が、定位置からずれかかっている状態(亜脱臼)で、完全にずれて脱臼に至ること…
2~3時間後に激しい嘔吐 赤ちゃんの食物蛋白誘発胃腸炎(国立成育医療研究センターアレルギー研究室 森田英明室長)
近年、ミルクや卵などのタンパク質を摂取して数時間を経てから嘔吐(おうと)や下痢などを起こす「食物蛋白(たんぱく)誘発胃腸炎」という…
知っておきたい「ぎっくり腰」 受診の見極めと予防法(久我山整形外科ペインクリニック 佐々木政幸院長)
日本では成人約2800万人が腰痛を抱えている。原因が特定できないものを非特異的腰痛と言い、代表的なのが「ぎっくり腰」だ。正式には「…
耐え難い激痛―急性根尖性歯周炎 口腔トラブルはしっかり治療を(有楽町デンタルオフィス 片山明彦理事長)
根尖性歯周炎とは、歯の根の先端部に起こる炎症をいう。何かのはずみで急に症状が進むと、歯茎が腫れ、激痛を伴う急性根尖性歯周炎になる。…
腎機能が低下している人は要注意 自覚しにくい高マグネシウム血症(なかもずクリニック 熊谷天哲院長)
マグネシウムは体内に存在するミネラルの一種で、骨や歯を形成する、体の調子を整えるなどの役割がある。しかし、過剰に摂取したまま、体外…
自律神経の乱れで鼻水 中年女性に多い寒暖差アレルギー(大阪市立大学医学部付属病院耳鼻咽喉科 阪本浩一病院教授)
スギ花粉などが原因でくしゃみや鼻水などが出るのがアレルギー性鼻炎だが、暖かい場所から寒い場所へ移動した時や冷気を吸うなどの「寒冷刺…
高血圧症患者は夏に注意 ~降圧剤が低血圧招く恐れ~
今年の夏は全国的に猛暑が予想される。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒が続く一方で、熱中症など、暑さによる健康への悪影響も軽…
「たかが月経痛」と我慢しない―チョコレート嚢胞 予後不良の卵巣がんリスクも(奈良県立医科大学付属病院産婦人科 川口龍二准教授)
子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しない子宮内膜の細胞が子宮の壁(子宮筋層内)や卵巣、腹膜などに侵入し、女性ホルモンの影響…
加齢とともに衰える舌の機能 リハビリなどで維持・向上を(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 菊谷武院長)
年を取ってもおいしく食事をするには歯の健康が大切。そう思う人は多いだろうが、忘れてならないのが舌の役割だ。食べ物をかむ、飲み込む、…
低下した臓器の機能が改善 全身性ALアミロイドーシスの新薬(京都鞍馬口医療センター 島崎千尋院長)
異常なタンパク質が全身に蓄積し、さまざまな臓器の働きが低下する全身性ALアミロイドーシス。心臓の機能に障害が引き起こされると命に関…
関節リウマチで起こる骨粗しょう症 炎症抑制と骨ケアの両輪で予防(湯川リウマチ内科クリニック 湯川宗之助院長)
関節リウマチは、体に入ってきたウイルスや細菌を攻撃する免疫機能が暴走し自分の関節を攻撃してしまう自己免疫疾患だが、合併症の存在も見…
腕を前に上げにくくなる―翼状肩甲 過度の負荷は禁物(あさひ病院整形外科 伊藤岳史部長)
腕を上げると肩甲骨が背骨の辺りで浮き出る翼状肩甲は、見た目が“天使の翼”のようであることからその名が付いた。比較的まれな病気だが、肩…
下肢静脈瘤を接着材でふさぐ―グルー治療 手術時間短縮、体への負担が軽減(横浜旭中央総合病院血管外科 白杉望部長)
40歳以上の日本人の8.6%で認められ、患者数が1000万人以上と推計される「下肢静脈瘤(りゅう)」。足の表面近くの血管がこぶのよ…
心の病気合併する引きこもり 医療者や周囲の支援が重要(九州大学病院精神科神経科 加藤隆弘講師)
引きこもり状態にある人が長期化、中高年化しており、80代の親が50代の子の生活を支える「8050問題」が深刻化している。心の病気に…
進歩遂げるがんの放射線治療 副作用は大幅に軽減(東京都立駒込病院放射線診療科 唐澤克之部長)
手術、薬物治療と並ぶがんの治療の3本柱の一つである放射線治療。近年、技術が進歩し、放射線の治療効果は格段に向上している。がん・感染…
鎮痛薬の飲み過ぎによる頭痛 増加傾向に、専門医の受診を(北里大学北里研究所病院脳神経内科 飯ケ谷美峰部長)
繰り返す頭痛に悩んでいる人は、日本で推定約4000万人に上る。このうち、鎮痛薬の使い過ぎによって起こるのが「薬物乱用頭痛(薬物の使…
放置すると失明も―網膜剥離 早期発見・治療で進行防ぐ(東京医科歯科大学医学部付属病院眼科 高橋洋如助教)
眼球の内側に広がる網膜が剥がれ、進行すると視野が狭くなる、物がゆがんで見えるといった視野異常や視力低下が起こる「網膜剥離」。初期症…
患者と面談して服薬指導 広がる「薬剤師外来」(日本医科大学付属病院薬剤部 岸田悦子係長)
薬局の窓口とは別に、薬剤師が患者と面談する場を設けて服薬状況や体調の変化を聞き取る動きが大学病院などで広がっている。「薬剤師外来」…
病気のサインかも―不正性器出血 少量でも放置せず受診を(同愛記念病院産婦人科 平田哲也部長)
月経以外の性器からの出血を不正性器出血と呼ぶ。女性なら年齢にかかわらず起こり得るが、特に閉経後は病気のサインであることが少なくない…
強い痛みやしびれ―腰椎椎間孔狭窄症 診断難しく、見逃しも(東京腰痛クリニック 三浦恭志院長)
「腰椎椎間孔狭窄症(ようついついかんこうきょうさくしょう)」は腰や脚に痛みやしびれが生じる病気の一つ。腰部脊柱管(ようぶせきちゅう…
高齢化で増えている多発性骨髄腫 適切な治療で長期コントロールも(国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科 丸山大医師)
多発性骨髄腫は血液のがんで、リンパ球(白血球)の一種である形質細胞ががん化する病気だ。加齢とともに増加し、社会の高齢化を反映して患…
緊急事態宣言、解除は慎重に判断を ~若年層へのワクチン接種拡大も~
新型コロナウイルスの感染は厳しい状況が続く。大都市圏が中心であった感染の流行は、大阪や東京が減少傾向に転じる一方で、北海道などの地…