熊田博光 医師 (くまだひろみつ)

虎の門病院分院

神奈川県川崎市高津区梶ヶ谷1-3-1

  • 肝臓内科
  • 分院長(兼部長)

消化器科 内科

専門

肝炎

熊田博光

熊田博光医師は、虎の門病院では30代で消化器グループのリーダーに抜擢。大学並みの研究室を作り「臨床に役立つ研究」を推進してきた。B型肝炎において薬を急に中止しその反動でウイルスを殺す「ステロイド離脱療法」を発見。現在では、核酸アナログを主体とした治療を行っている。C型肝炎においては、最近では、プロテアーゼ阻害剤を含む3剤併用療法、内服薬のみの治療に勤しんでいる。内服薬のみの治療は今までインターフェロンの副作用により治療ができなかった患者や不適格者そして代償性肝硬変患者にも投与できるようになった。

診療内容

虎の門病院分院の肝臓内科(肝臓センター)では、肝臓病、特にB型・C型肝炎ウイルスによる急性肝炎および慢性肝炎・肝硬変・肝がんを扱っている。
肝疾患のどの分野をとっても充実した最高の診療を行うことをモットーにしており、慢性肝炎・肝硬変・肝がんについては、一貫した病気・長い一連の病気を持った患者としてとらえ、親密な接し方を心がけている。いかなる病期の段階であっても早期診断を行い、積極的な治療を行う方針である。
急性肝炎は、正常であった肝臓に一時的に炎症が起こり、肝臓のこわれが起こる病気。体がだるかったり、ムカムカして食欲がおちたり、皮膚が黄色くなる黄疸症状が出たりする。原因はA型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどの肝炎ウイルスが多いが、薬物性肝障害として薬が原因になることもある。症状の強い時期には、点滴をして水分や栄養分を補給する必要がある他、劇症肝炎になって生命にかかわる重症な肝炎に移行することを厳重に監視。C型肝炎では急性肝炎からの慢性化率が高いため、早期に診断・治療することが大切と言える。
慢性肝炎(B型慢性肝炎・C型慢性肝炎)とは、ウイルス性肝炎のうち、B型・C型肝炎ウイルスがその主な原因で、何年にもわたり肝臓の炎症が持続する慢性病。活動性が強い慢性肝炎では、徐々に進行して肝硬変や肝がんになってしまう場合もある。多くの場合無症状で、健康診断での血液検査や献血の時に、偶然病気が発見されることがほとんどであるため、疑いがあればできるだけ早く診断して、治療方針を立てることが必要。
同院では、B型慢性肝炎の治療には、核酸アナログ製剤(ラミブジン・アデホビル・エンテカビル・テノホビル)を使用し、C型慢性肝炎には、3剤併用療法(ペグインターフェロン+リバビリン+シメプレビル又はテラプレビル)、内服薬のみの経口2剤(ダクラタスビル+アスナプレビル)治療で、成果をあげている。次世代の薬剤にも取り組んでおり肝病変の進行、肝がんへの抑制に取り組んでいる。

医師プロフィール

1947年 生まれ
1972年 岐阜大学医学部 卒業
1972年 虎の門病院病理学科
1977年 同病院消化器科
1986年 同病院消化器科医長
1989年 同部長
2004年 同病院副院長
2007年 同病院分院長