医療｜最新医療ニュース

医療・介護の賃上げ、岸田首相要請＝２２日に「政労使会議」

　岸田文雄首相は１９日、首相官邸で医療・介護・障害福祉関係団体との会合を開き、業界の賃上げを要請した。２０２４年度の改定で診療報酬や介護・障害福祉サービス報酬を引き上げたことに触れ「報酬改定に見合う賃…

年金支給額、２．７％プラス＝２４年度、２年連続目減り―厚労省

　厚生労働省は１９日、２０２４年度の公的年金の支給額を前年度から２．７％引き上げると発表した。増額は２年連続。前回に続いて、年金財政を安定させるため給付を抑える「マクロ経済スライド」を発動。物価上昇率…

ＲＮＡ設計にＡＩ活用＝生成効率や機能を向上―京都大

　人工知能（ＡＩ）を活用し、特定の機能を持ったリボ核酸（ＲＮＡ）の塩基配列を効率的に設計できるシステムを世界で初めて開発したと、京都大ｉＰＳ細胞研究所などの研究グループが１８日、発表した。機能を高めた…

「特別警戒アラート」４月新設＝熱中症対策、高温予想で―環境省

　環境省は１８日、熱中症を防ぐための新たな警戒情報の名称を「熱中症特別警戒アラート」とし、４月２４日から運用を開始することを決めた。過去に例のない危険な暑さが予想された場合、同省が緊急記者会見を開いて…

あふれる患者、懸命の初期対応＝「職員も大半が被災」、珠洲市唯一の公立病院―能登地震

　能登半島地震で甚大な被害が生じた石川県珠洲市では、唯一の公立病院「珠洲市総合病院」で、自らも被災した職員らが連日懸命の治療に当たっている。浜田秀剛院長が１８日までに時事通信の取材に応じ、地震直後の切…

質量分析ラボの能力を大幅拡張＝米ＱＰＳ〔ＢＷ〕

　【ビジネスワイヤ】医薬品開発業務受託機関（ＣＲＯ）としてグローバルに展開するＱＰＳホールディングスは、質量分析能力を大幅に拡張していると発表した。米デラウェア州ニューアークとオランダのフローニンゲン…

非常時、国が自治体に必要な指示＝自治法改正案の概要判明

　重大な災害や感染症などで非常事態に陥った場合の国・地方の関係を示した地方自治法改正案の概要が１７日、分かった。個別の法律が想定しないことが起こり、国民の安全確保が必要になった場合、自治法を根拠に、国…

介護保険料、月６２７６円＝４０～６４歳の２４年度推計―厚労省

　厚生労働省は１７日、２０２４年度に４０～６４歳が納付する介護保険料について、事業主負担などを含む１人当たりの平均が月額６２７６円になるとの推計を公表した。前年度比６０円増。少子高齢化に伴う介護費用の…

不動産不況が長期化＝デフレ懸念、募る危機感―中国

　２０２３年の中国経済成長率は５．２％と、政府目標の５％前後を達成した。好調に見えるが、コロナ感染拡大に伴い低迷した前年からの反動増という側面が大きい。消費者物価指数の伸び率はわずか０．２％と、１４年…

中国の出生数、建国後最少に＝晩婚化も進展

　【北京時事】２０２３年の中国の出生数が９０２万人と、１９４９年の建国後最少を更新した。３０年以上続いた産児制限の影響で、出産適齢期とされる２０～３９歳の女性が減っていることから、出生数は今後さらに下…

中国人口、２０８万人減＝少子化で２年連続―２３年末

　【北京時事】中国国家統計局は１７日、２０２３年末の総人口が前年末より２０８万人少ない１４億９６７万人だったと発表した。マイナスは２年連続となる。少子化の進展や死亡率の上昇を背景に、減少幅は前年の８５…

サワイＧＨＤ、米国事業撤退＝最大２９５億円で売却、国内注力

　後発医薬品大手のサワイグループホールディングス（ＧＨＤ）は１７日、２０１７年に買収したアップシャー・スミス・ラボラトリーズ（米ミネソタ州）などの米医薬品事業を台湾の医薬品受託製造大手ボラ・ファーマシ…

オリンパス、長野事業場に医療機器製造の新棟＝投資額９８億円、９月稼働

　オリンパスは１６日、医療機器を製造する長野事業場（長野県竜野町）に新棟を竣工（しゅんこう）したと発表した。投資額は約９８億円。同事業場内の既存棟から新棟に生産設備を移し、内視鏡の安定した生産体制を整…

大正製薬ＨＤ、上場廃止に＝ＴＯＢが成立

　大正製薬ホールディングス（ＨＤ）は１６日、創業家によるＴＯＢ（株式公開買い付け）が成立したと公表した。３月の臨時株主総会を経て上場廃止になる見通し。買い付け総額は約７１００億円で、日本企業による最大…

参天製薬、緑内障点眼薬を出荷調整＝生産再開まで一定期間―能登半島地震

　参天製薬は１６日までに、能登半島地震で能登工場（石川県宝達志水町）が被災し操業を停止している影響で、緑内障治療薬（コソプトミニ配合点眼薬）について出荷量の調整を始めたと発表した。工場の建屋や設備の一…

平野次郎さん死去、８３歳＝元ＮＨＫキャスター

　元ＮＨＫキャスターでジャーナリストの平野次郎（ひらの・じろう）さんが１２日午後０時３３分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。８３歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻公子（きみこ）…

介護職の派遣、１７００人応募＝被災地の施設などに―厚労省

　厚生労働省は１５日、能登半島地震で被災した社会福祉施設などに派遣する介護職員について、全国４３都道府県から約１７００人の応募があったと明らかにした。内訳は、介護職が約６００人、生活支援員など障害福祉…

オリンパスとキヤノン子会社、超音波内視鏡システムで協業

　オリンパスとキヤノン子会社のキヤノンメディカルシステムズ（栃木県大田原市）は１５日、超音波内視鏡システムに関して協業すると発表した。両社の技術を掛け合わせ、より高画質な診断ができる製品を市場投入し、…

コロナ４年「次の危機に備え」＝林官房長官

　林芳正官房長官は１５日の記者会見で、新型コロナウイルスの国内初確認から４年が経過したことを受け、「教訓、経験も踏まえて内閣感染症危機管理統括庁を中心に次の感染症危機に備えたい」と述べた。

ラディアンスとライセンス契約を締結＝中国バイオサイトジェン〔ＢＷ〕

　【ビジネスワイヤ】新規抗体医薬品の研究開発を推進する中国のバイオテクノロジー企業のバイオサイトジェンは、ラディアンス・バイオファーマとオプションおよびライセンス契約を独占的に締結したことを発表した。…

ガザ人質へ医薬品搬送＝ハマスと合意、人道支援も拡大―イスラエル

　【イスタンブール時事】イスラエル首相府は１２日、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラム組織ハマスとの仲介役を務めるカタールとの協議で、ハマスに拘束されている人質に向けて数日内に医薬品を搬送することで…

「福祉避難所」人手不足で疲弊＝存在知らず、車中泊も―障害者ら向け・能登地震

　能登半島地震の被害が大きかった石川県内で、障害者やリスクのある高齢者ら特別に配慮が必要な避難者を受け入れる「福祉避難所」が、思うように稼働できていない。「職員も被災し、人手不足が深刻」との声が上がる…

「汚物袋たまる一方」＝収集追いつかず、堆積するごみ―能登地震、石川県内外から支援

　能登半島地震で大きな被害を受けた石川県内の被災地では、断水や道路の寸断、担い手不足から、被災者が身を寄せる避難所や自宅などにごみが堆積している。「汚物の入った袋もたまる一方だ」との悲鳴も上がり、石川…

コロナ７週連続で増＝インフルは減少―厚労省

　厚生労働省は１２日、全国約５０００の定点医療機関から１～７日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者が１医療機関当たり６．９６人だったと発表した。新規感染者は７週連続で増加した。

都、要介護被災者ら５００人受け入れ＝障害者、透析患者も―能登地震

　東京都は１１日、能登半島地震で被災し、介護や治療が必要な高齢者や障害者、人工透析患者を、都内の施設・医療機関で受け入れると発表した。約５１０人の受け入れが可能。都が必要な支援内容を聞き取り、対応でき…

学校給食費、負担軽減を後押し＝市区町村に財政支援へ―東京都

　東京都は１１日、学校給食費の負担軽減に取り組む市区町村に対し、都が費用の２分の１を支援する方針を明らかにした。都内では２３区を中心に給食費の無償化に踏み切る自治体が増えており、都全域に広げたい考えだ…

第一生命ＨＤ、ＴＯＢを１月末に変更＝ベネフィット・ワン買収提案で

　第一生命ホールディングス（ＨＤ）は１１日、福利厚生サービスを手掛けるベネフィット・ワンへの買収提案について、ＴＯＢ（株式公開買い付け）の開始時期を１月末をめどに変更すると発表した。これまで、今月中旬…

Ｅｄｉｓｏｎによる肝臓腫瘍の治療を初実施＝米ヒストソニックス〔ＢＷ〕

　【ビジネスワイヤ】非侵襲的Ｅｄｉｓｏｎ組織破砕システムの米ヒストソニックスは、米薬品医薬品局（ＦＤＡ）からデノボ認可を受けた同システムで初のヒストトリプシー（組織破砕）肝臓腫瘍治療が行われたと発表し…

「せめて下着を」需要急増＝被災地、全域断水―能登地震

　能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市などでは、依然としてほぼ全域で断水が続いている。自衛隊による入浴支援が行われているが、着の身着のままで避難した被災者の多くは風呂に入ることもままならず、「…

サワイＧＨＤ、福井の工場再開へ＝１５日以降に―能登半島地震

　後発医薬品大手サワイグループホールディングス（ＧＨＤ）は１０日、能登半島地震の影響で稼働を停止していた子会社トラストファーマテック（福井県あわら市）の３工場（同）について、１５日以降に順次再開する見…