医学部・学会情報

来年3月に関東整形災害外科学会


第64回関東整形災害外科学会の開催にあたって

 この度、第64回関東整形災害外科学会を2024年3月15日(金)、16日(土)の両日、パシフィコ横浜 会議センターで開催いたします。伝統ある本学会を運営する機会をいただきましたことを大変光栄に存じます。
 本学会は、関東圏における若手整形外科医の研究成果の発表・教育を中心として発展してきた学会です。会員数は約2,800名で、過去63回の本学会では多くの臨床研究が報告され、毎年熱い議論が交わされてきました。
 今回の学術集会のテーマは、「若手が活躍する関東へ」としました。わが国は1970年に「高齢化社会」に突入して以降も高齢化率は急激に上昇し、1994年に高齢社会、2007年に超高齢社会へと突入しました。 今後も高齢者率は高くなると予測されており、2025年には約30%、2060年には約40%に達すると見られています。このような状況に伴い、変形性関節症変形性脊椎症骨粗鬆症に伴う骨折などの運動器疾患を有する患者数も急速に増加しております。また近年、ロボット手術、内視鏡下手術、再生医療など多くの新しい技術も導入されております。このように増加する患者数や急速に発展する医療技術を担っていくのは、まさに若手整形外科医であり、わが国の整形外科医療の発展は若手整形外科医の活躍にかかっていると考えます。本学会が若手整形外科医の教育の一助となることを目指して開催させていただく所存です。
 新型コロナウィルス感染症の蔓延以降、現地開催はなくなっておりましたが、本年3月に自治医科大学整形外科の竹下克志教授が第63回関東整形災害外科学会を宇都宮で現地開催をされ、対面での学会の良さを再確認いたしました。第64回も横浜で現地開催をさせていただきます。沢山の企画で参加者の皆様に楽しんでいただける学術集会にするつもりですので、奮ってご参加ください。横浜でお待ちしております。

2023年4月吉日

第64回関東整形災害外科学会
   会長  稲葉 裕
(横浜市立大学医学部整形外科学教室 教授)


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