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使える助成制度の活用を ~がん治療に伴う「経済毒性」(愛知県がんセンター 本多和典医長)~
がん治療は進歩し、患者の5年生存率は6割強まで向上した。一方、医療費の支払いに加え、発病をきっかけとした休職・退職による収入減など…
死亡率高い薬疹も ~早期治療し重症化防ぐ(新潟大学大学院 浜菜摘講師)~
薬の副作用で起こる発疹を薬疹という。さまざまな薬疹の中で最も重症とされるのが、スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表…
QOL向上に期待 ~遺伝性血管性浮腫(災害医療センター 佐々木善浩医長)~
皮膚や粘膜が突然腫れるといった症状を繰り返し、場合によっては命に関わる例もある遺伝性血管性浮腫(HAE)は、国が指定する難病の一つ…
発達障害の子、増えてる? 心配なら悩む前に受診を
パソコンやスマートフォンの普及でインターネット検索が手軽にできるようになった昨今、子どもの病気に関する情報が得やすくなり、神経発達…
男女差無く発症 ~急性大動脈解離(熊本大学病院 辻田賢一教授)~
心臓から全身に血液を送る大動脈が何らかの原因で突然裂け、命を落とす危険もある急性大動脈解離。これまで男性に多いとされてきたが、熊本…
訪問歯科診療の活用を ~命に関わる口の健康(日本訪問歯科協会 守口憲三理事長)~
元気で長生きするためには、口の中の健康が欠かせない。歯科医院に自力で通えなくなったときに利用できる「訪問歯科診療」について、日本訪…
触覚伝える手術支援ロボット ~精度向上、患者の負担軽減に(東京医科歯科大学病院 絹笠祐介教授)~
患者の体に入れた内視鏡や器具が接続されているアームを、医師が患部の画面を見ながらハンドルで遠隔操作するロボット手術。最近は、触覚を…
早めに熱中症対策を ~昨年以上の猛暑に備える~
今年の初夏は夏日(最高気温25度以上)や真夏日(同30度以上)が各地で相次ぎ、梅雨明け前から真夏日が続くような猛暑となる可能性もあ…
不顕性肝性脳症 ~交通事故や転倒にも(岐阜大学大学院 三輪貴生医師)~
肝硬変患者は交通事故や転倒・骨折など不慮の事故が多いという。これには肝硬変の合併症の一つである肝性脳症の関与が指摘されている。初期…
温暖化、子どもの健康に悪影響 ~ぜんそく・早産誘発、発達障害の懸念も~
夏の猛暑や暖冬などが頻発する最近の日本。大きな要因として取りざたされているのが、人間活動による気候変動の影響だ。地球温暖化による気…
骨折の連鎖に注意 ~適度な運動、骨密度測定を(兵庫医科大学病院 楠川智之病院助手)~
加齢などで骨の量が減り強度が弱まる骨粗しょう症では、転んだ程度のわずかな力が加わっても骨折してしまう脆弱(ぜいじゃく)性骨折の危険…
気になる脇汗・におい、対策は 悩みに合った制汗剤選びがポイント
高温多湿の季節になると、汗によるべたつきやにおいが気になる。特に脇汗の、においと服の汗染みに悩むことも少なくないが、抑えたり軽減し…
10分単位の活動で健康効果 ~散歩、ラジオ体操など(東京都健康長寿医療センター研究所 清野諭主任研究員)~
健康増進を図るための身体活動の目標値は、65歳以上で1日約6000歩(国民健康づくり計画「健康日本21」)である。ただし最近の研究…
小腸の突起部に発症 ~メッケル憩室がん(甲斐沼孟・産業医)~
小腸の袋状の突起物にできる「メッケル憩室がん」。珍しい病気で、昨年亡くなったシンガー・ソングライターのKANさんが患ったことを機に…
世界に遅れる日本の人工妊娠中絶 ~かかりつけ医持とう~
経口妊娠中絶薬「メフィーゴパック」の国内承認から1年が経過した。取り扱いを始めた医療機関はまだ限定的で、入手困難な地域もあるなど利…
大切な人を助ける献血 ~誰もが必要になる可能性(日本赤十字社血液事業本部)~
病気の治療や手術で行われる輸血には、献血で集められた血液が使われている。しかし、主に輸血を必要とする高齢者が増加する一方、10~3…
踏み切れないダイエット ~無理をせず、楽しく~
ダイエットに取り組もうという女性は多いが、先延ばしにしたり、始めても挫折したりするケースが少なくない。実行したとしても、無理なやり…
皮膚の下で体毛癒着 ~毛巣洞(日本医科大学武蔵小杉病院 久保村憲病院講師)~
お尻の割れ目(臀裂部=でんれつぶ=)付近にできる毛巣洞(もうそうどう)。患者数は多くないが、職業病の側面があり注意が必要だ。日本医…
過酷な希少性疾患に光―多発性骨髄腫 ~患者や医師ら、待ち望んでいた新薬~
多発性骨髄腫という病気がある。まれな「血液のがん」といわれるが、骨の病的な変化や貧血、腎臓の障害など患者の苦しみは大きい。「治らな…
最期まで自分らしく ~患者を支える終末期医療(淀川キリスト教病院 柏木哲夫相談役)~
延命を目的とした治療を行わず、患者が残りの人生をその人らしく過ごせるようにサポートする終末期医療。病院やホスピスだけでなく、老人介…
難聴、失明などリスク ~子どもの先天梅毒(日本大学 川名敬主任教授)~
性感染症の一種の梅毒が近年増加している。適切な治療で治る病気だが、梅毒に感染した妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」のリスクがあ…
経口中絶薬、承認から1年 ~広がり欠く取り扱い病院~
2023年4月に厚生労働省が承認し、翌月に取り扱いが始まった経口妊娠中絶薬「メフィーゴパック」。諸外国から20年以上遅れての使用開始とな…
錠剤嚥下障害 ~まず薬剤師に相談を(昭和大学 倉田なおみ客員教授)~
嚥下(えんげ)機能の低下や口の中の乾燥といった理由から、錠剤やカプセル剤が飲みにくくなる「錠剤嚥下障害」。飲みやすくするため、患者…
手術の技術と安全性が向上 ~圧迫性頸髄症(群馬大学医学部付属病院 高沢英嗣病院講師)~
箸やペンを扱いづらい、歩きにくいなどの症状で、高齢者の健康寿命を脅かす圧迫性頸髄(けいずい)症。手術治療も検討されるが、「首の手術…
カテキンの虫歯予防効果 ~フッ化物との併用で高まる(東北大学大学院 高橋信博教授)~
緑茶に含まれる渋み成分のカテキンを、虫歯予防に使われるフッ化物(フッ素を含む化合物)と併用すると予防効果が高まる―。そんな実験結果…