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高齢者の飲酒問題 ~患者数2倍以上に(国立病院機構久里浜医療センター 横山顕部長)~
長年、アルコール依存症治療に注力してきた国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の調査によると、65歳以上でアルコール問…
「不快な音がする」耳鳴り ~難聴で起きる(国立病院機構東京医療センター 神崎晶室長)~
実際は聞こえていないのに不快な音がすると感じる「耳鳴り」。多くは難聴に伴う症状で、長く続けばうつ病や不眠症などの合併症が起きること…
枕が高いほど脳卒中になりやすく ~椎骨動脈解離(国立循環器病研究センター 猪原匡史部長)~
高い枕を使っている人は、若年性脳卒中の引き金となる「椎骨動脈解離」を起こしやすいことが分かった。研究を行った国立循環器病研究センタ…
国内初の内臓脂肪減少薬、現状は ~販売開始から4カ月~
大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」(18カプセル入り2530円、90カプセル入り8800円)は、日本初の内臓脂肪・腹囲を減少させる…
静脈奇形 ~治療を諦めないで(岐阜大学医学部付属病院 小関道夫臨床准教授)~
静脈奇形は血管腫・血管奇形という難病の一つだ。治癒は難しく、病状などに合わせた治療が行われる。今年から新たな内服薬が使えるようにな…
脳卒中後の歩行速度低下 ~左右のまひで異なる要因(東北大学病院 関口雄介主任)~
脳梗塞や脳出血に代表される脳卒中には、後遺症の一つとして歩行速度の低下があり、さまざまな方法で歩行訓練を行う。東北大学病院(仙台市…
ノロノロ血流で脳梗塞・心筋梗塞に ~若年層でも増加、食生活の乱れ原因~
脳梗塞や心筋梗塞は以前、高齢者の病気というイメージが強かった。しかし、近年は30~40代でも増えているという。徳島大学大学院の佐田…
法医学会が学生セミナーを初開催へ 将来の人材確保に向け、横浜で
日本法医学会(神田芳郎理事長)は今月24、25両日、横浜市立大学医学部で「学生のための法医学セミナー」を初開催する。法医学の社会的…
「就寝先延ばし」は睡眠不足リスク ~日本語版の評価尺度開発(国立精神・神経医療研究センター 羽澄恵研究員)~
就寝時間になっていてもテレビなどを見続け、ベッドに入るのが遅くなってしまう。そのような「就寝を先延ばしする傾向」が強い人では、睡眠…
「運動遊び」を楽しんで ~幼児期からの習慣づくりを(順天堂大学 鈴木宏哉先任准教授)~
ゲームや動画が身近になった近年、子どもの運動不足や体力低下が懸念されている。幼児期からの運動習慣づくりや運動不足が子どもの発達、健…
がん免疫療法、柱の一つに ~国内承認から10年~
世界に先駆けて日本でがん免疫治療薬が承認されてから10年が経過した。免疫療法は手術、放射線、薬物療法(化学療法)と並ぶ4本目の柱と位…
重病を疑い、とらわれる ~病気不安症(東京慈恵会医科大学付属病院 舘野歩准教授)~
明らかな身体症状がなく、医療機関で検査を受けても異常が認められないのに、がんや心臓病など命に関わる重病にかかっているのではないかと…
発作性夜間ヘモグロビン尿症 ~貧血、褐色尿、血栓が主徴(東京医科大学病院 後藤明彦主任教授)~
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は血管内で赤血球が壊れて褐色の尿や貧血を伴う国の指定難病だ。血栓ができて命に関わる場合もあるが…
安心して話せる環境を ~幼児の吃音(九州大学病院 菊池良和外来医長)~
話すときに、同じ音を繰り返したり、言葉に詰まったりする吃音(きつおん)。保育園・幼稚園児の中には、吃音をまねされたり、笑われたりし…
飲酒や肥満、糖尿病がリスクに ~自覚症状時には手遅れのケースも―肝がん~
肝臓は「沈黙の臓器」といわれる。「肝臓の調子がおかしいのかな」と感じるような自覚症状が出た時には手遅れで、慢性肝炎だったり、そこか…
背景に命に関わる病気も ~「複視」は必ず受診を(北里大学北里研究所病院 飯ケ谷美峰部長)~
物が二重に見える「複視」は、両眼の視線が一致しないために表れる症状だ。目に病気があると思いがちだが、他の部位に病気が隠れているケー…
スマホで過敏性腸症候群改善 ~自己管理プログラム開発(早稲田大学 田山淳教授)~
腹痛、下痢、便秘などの症状が長期間続く過敏性腸症候群(IBS)。その発症、悪化にはストレス、食事、運動などが関係するため、適切な自…
輸血用を上回る薬剤用 ~知られていない献血血液の役割~
献血で得られた血液は、主に事故による大量出血や手術の時に輸血用として使われる輸血用血液製剤になるイメージが強い。しかし、献血血液の…
食後数時間で症状 ~食物たんぱく誘発性胃腸炎、成人も(草加市立病院 渡辺翔副部長)~
特定の食物を摂取して数時間後に腹痛や下痢などの症状が表れる、食物たんぱく誘発性胃腸炎。小児の病気だと思われていたが、近年、成人も罹…
握った力、弱めにくく ~筋強直性ジストロフィー(山口大学医学部付属病院 中森雅之教授)~
遺伝子変異が原因で筋肉が痩せて筋力が弱まる筋ジストロフィー。幾つかのタイプがあるが、最も多いのは「筋強直(きんきょうちょく)性ジス…
夏のお弁当、食中毒に注意 ~細菌を付けない・増やさない・やっつける~
気温、湿度が高い夏は、細菌やカビなどが繁殖しやすい。食材が傷む進行も早く、作ってから食べるまで時間がある弁当には注意が必要だ。東京…
安易な手術に待った ~肛門皮垂(寺田病院 寺田俊明院長)~
いぼ痔(じ、痔核)や切れ痔(裂肛)などの名残として、腫れが引いた後に皮膚の余剰部分がたるんでしわになる「肛門皮垂(ひすい)」。スキ…
聴覚の衰えに注意 ~補聴器、食習慣改善で認知症予防(日本食育協会 本多京子元理事)~
普段見ているテレビの音量を上げるようになったら、それは耳の衰えの始まりとされる。聴覚の低下は認知症やうつ状態の引き金にもなるが、補…
相談しにくい「トイレの話」 ~下痢や腹痛で就労に影響―炎症性腸疾患~
炎症性腸疾患(IBD)は小腸や大腸などの消化管に炎症が起きる病気の総称だ。原因が分からない「非特異性炎症性腸疾患」で、クローン病や…
強い眠気、生活に支障 ~特発性過眠症(長崎大学病院 近藤英明医師)~
夜、十分に眠ったはずなのに日中に強い眠気に襲われ眠ってしまい、学業や社会生活に支障を来す。そのような状態が3カ月以上続く病気が「特…