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胸痛だけではない ~肩や歯でも狭心症のサイン(東北大学大学院 安田聡教授)~
肩が痛む、歯が痛い―。ありがちな症状だが、危険な心臓病の一つ、狭心症のサインとして表れることも。前胸部の痛みが一般的だが、さまざま…
子どもに関心湧かない ~ボンディング形成不全(九州大学病院 山下洋特任准教授)~
親が自分の子どもに対して抱く「いとおしい」「守りたい」などの特別で肯定的な絆や感情を「ボンディング」と言うが、そうした感情が湧かな…
痩身目的の使用は危険 ~糖尿病・肥満症治療薬(順天堂大学医学部付属順天堂医院 綿田裕孝教授)~
近年、痩身(そうしん)願望を満たすダイエット目的で糖尿病治療薬や肥満症治療薬などを使用することが問題視されている。健康上の問題があ…
薬局で残薬を伝える ~薬不足への対処(Fizz―DI 児島悠史薬剤師)~
最近、薬局に処方箋を持って行っても、「在庫がないです」と言われるなど、薬不足が続いている。ウェブサイト「お薬Q&A~Fizz Dr…
お酢のもと「酢酸菌」の知られざる力 ~免疫の働きサポートで花粉症、風邪症状に効果も~
健康にいいと言われるお酢。生活習慣病の予防や便秘改善、疲労感の軽減や殺菌・防腐効果があるなど、さまざまな働きに着目した食品や飲料が…
カビで耳の中がかゆい ~外耳道真菌症(自治医科大学付属さいたま医療センター 吉田尚弘教授)~
耳の入り口から奥の鼓膜までの「トンネル」内にカビが繁殖する外耳道真菌症。かゆみ、耳だれなどの症状が現れる。自治医科大学付属さいたま…
怖い女性の心房細動 ~更年期症状と誤解も~
心房細動は不整脈の一つで、心房がけいれんするように細かく震える。これにより、脳梗塞のリスクが高まるとされている。女性の場合は動悸(…
老眼、40歳ごろから ~早めの眼鏡使用を(二本松眼科病院 平松類副院長)~
加齢とともに誰もが経験する老眼。40歳ごろに、読書などで30センチ程度離れた手元が見づらくなる人が多い。「老眼に気付いたら放置せず…
成長や学力に影響も ~小児期に多い回避・制限性食物摂取症(国際医療福祉大学成田病院 中里道子教授)~
小食や偏食で子どもの体重が増えない―。そうした背景に、回避・制限性食物摂取症が潜んでいる可能性がある。栄養不足で成長が妨げられたり…
子どもの夜尿症は治る ~自尊心傷つける病気(順天堂大学医学部付属練馬病院 大友義之教授)~
おねしょが5歳を過ぎても続くのは「夜尿症」という病気だ。自然治癒が難しい場合も多く、子どもと保護者にとって深刻な悩みである。順天堂…
妊娠中のママ接種で赤ちゃん守る ~乳児用RSウイルスワクチン、まもなく現場に~
ほぼ全ての子どもが2歳までに感染するとされるRSウイルス。せきや鼻水といった風邪症状をはじめ、肺炎や細気管支炎にまで発展することも…
歩行中に筋肉痛 ~下肢動脈疾患(旭川医科大学病院 東信良病院長)~
動脈硬化が元で脳や心臓の血管が詰まる病気はよく知られているが、脚(下肢)の血管にも起こる。旭川医科大学病院(北海道旭川市)の東信良…
梅毒感染拡大に危機感 ~若者向けのイベントで啓発~
古くから知られ、最悪の場合は死に至るケースもある性感染症、梅毒の患者が急増している。厚生労働省の調査によると、2015年前後から急…
手足の末梢血管が閉塞 ~バージャー病(京都府立医科大学付属病院 矢西賢次助教)~
20~40歳代の男性に多く発症するバージャー病は、重症化すると手足の切断が必要になる例もある国の指定難病だ。「適切な治療を受けるた…
危険な重症急性膵炎 ~飲酒、胆石症など原因(近畿大学病院 渡辺智裕特命教授)~
突然の激しい腹痛などに襲われる急性膵炎(すいえん)。早期に適切な治療を受ければ良好に経過するが、重症になると命に関わる場合がある。…
週1回以上笑って健康に ~友人と交流で効果アップ(東北大学大学院 竹内研時准教授)~
笑いやユーモアが健康に及ぼす効果は経験的に知られているが、近年両者の関連について研究も進んでいる。笑いの頻度や他の人との交流、要介…
ストレス管理し生活楽しむ ~認知症の予防(順天堂大学大学院 野田愛准教授ら)~
ストレスをコントロールし、生活を楽しんでいる意識が高いと認知症になるリスクが低い―。順天堂大学大学院医学研究科(東京都文京区)公衆…
発作防ぎ、QOL改善目指す ~片頭痛治療(富永病院 団野大介・頭痛センター副センター長)~
日本人の約8.4%が罹患(りかん)しているといわれる片頭痛。頭痛以外にも吐き気、光・臭い・音に対する過敏反応などさまざまな症状を伴…
男性も性被害者に ~対価型、潜在化しやすく(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 山田浩史副部長)~
旧ジャニーズ事務所を巡る性加害問題は、男性も性被害者になり得ると認識するきっかけにもなった。性被害者の支援に当たる日本赤十字社愛知…
「あいうべ体操」で唇を強化 ~子どもの「お口ぽかん」(朝日大学 斉藤一誠教授)~
最近、口をぽかんと開けている子どもを見掛けることが少なくない。口腔(こうくう)内環境や歯並び、かみ合わせなどに悪影響が起こり得る「…
より適した治療の発見 ~がん遺伝子パネル検査(国立がん研究センター 河野隆志・がんゲノム情報管理センター長)~
がんに関わる複数の遺伝子を一度に調べることで、がん細胞に起きている遺伝子の変化を調べる「がん遺伝子パネル検査」。国立がん研究センタ…
高齢者こそ注意したい ~RSウイルス感染症(東北文化学園大学 渡辺彰特任教授)~
呼吸器の炎症を引き起こすRSウイルス感染症。乳幼児の病気と思われがちだが、実際は高齢者の罹患(りかん)も多く、重症化するケースも少…
つらい女性の更年期症状 ~周囲の理解、ホルモン補充療法~
女性の月経が終わる閉経は平均50歳頃で、その前後5年間は更年期を迎える。更年期の症状は顔がほてったり、めまいがしたり、眠れなかった…
節度を守ってプレーを ~ゲームとの付き合い方(慶応義塾大学 満倉靖恵教授)~
若者を中心に浸透しているオンラインゲーム。リラックスしたり、集中力を高めたりする効果が期待できる半面、のめり込む恐れもある。脳波か…
若年女性の頻尿・尿漏れ ~行動療法で改善も(亀田総合病院 野村昌良部長)~
女性の多くが悩んでいる頻尿・尿失禁(尿漏れ)。出産後や中高年の病気と思われがちだが、出産を経験していない若年女性も無関係ではない。…