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安易な手術に待った ~肛門皮垂(寺田病院 寺田俊明院長)~
いぼ痔(じ、痔核)や切れ痔(裂肛)などの名残として、腫れが引いた後に皮膚の余剰部分がたるんでしわになる「肛門皮垂(ひすい)」。スキ…
聴覚の衰えに注意 ~補聴器、食習慣改善で認知症予防(日本食育協会 本多京子元理事)~
普段見ているテレビの音量を上げるようになったら、それは耳の衰えの始まりとされる。聴覚の低下は認知症やうつ状態の引き金にもなるが、補…
相談しにくい「トイレの話」 ~下痢や腹痛で就労に影響―炎症性腸疾患~
炎症性腸疾患(IBD)は小腸や大腸などの消化管に炎症が起きる病気の総称だ。原因が分からない「非特異性炎症性腸疾患」で、クローン病や…
強い眠気、生活に支障 ~特発性過眠症(長崎大学病院 近藤英明医師)~
夜、十分に眠ったはずなのに日中に強い眠気に襲われ眠ってしまい、学業や社会生活に支障を来す。そのような状態が3カ月以上続く病気が「特…
夜でもエアコン使用を ~体温を超える気温は「災害」~
7月上旬は35度以上の猛暑日どころか、場所によっては最高気温が体温を上回る日もあった。梅雨が明け、夏本番に入り、どう備えておくべきだ…
患部の固定が重要 ~慢性足関節不安定症(埼玉県立大学 村田健児准教授)~
足首の捻挫を起こし、その後に再発しやすくなった状態を慢性足関節不安定症という。埼玉県立大学(埼玉県越谷市)保健医療福祉学部理学療法…
無意識に奇声や首振り ~トゥレット症(東京大学医学部付属病院 金生由紀子部長)~
トゥレット症は、奇声を発する、首を振るといった行為を無意識に繰り返す病気だ。日常生活に支障が及ぶことや周囲から奇異の目で見られるこ…
腸内細菌が動脈硬化と関連 ~冠動脈疾患発症前から菌の割合が変化(滋賀医科大学 岡見雪子特任助教)~
腸内細菌は、健康に良い働きをすることもあれば、さまざまな病気の発症に関わることもある。心臓周囲の動脈(冠動脈)の硬化によって起こる…
透析患者の災害への備え ~施設への移動手段確認(日本透析医会 山川智之副会長)~
近年、日本各地で地震や台風、豪雨などの大規模災害が頻発し、災害時の医療体制の維持や備えが課題となっている。特に大量の水道水と電気を…
ぜんそく児の旅行 ~準備が肝心(群馬大学大学院 滝沢琢己教授)~
行楽シーズンを前に、家族旅行を計画する家庭も少なくないだろう。旅は子どもがさまざまな経験をする機会だが、ぜんそくのある子どもにとっ…
体重増を運動で「帳消し」 ~ホリデー・ウエイト・ゲイン(医薬基盤・健康・栄養研究所 山田陽介室長)~
休日の飲食の増加で体重が増えることを「ホリデー・ウエイト・ゲイン」と言う。週末のわずかな体重増加も、長年積み重なれば大幅に太ること…
「太っている方が死亡リスク低い」 ~フレイルの高齢者(早稲田大学 渡辺大輝助教)~
高齢者は一般的に中年の人に比べ、体格指数(BMI)が大きい人の方が死亡リスクは低いと考えられている。心身の能力が低下したフレイルの…
早期発見が重要な弱視 ~眼鏡常用で改善(筑波大学付属病院 森田由香病院助教)~
子どもの目の機能は3歳ごろまでに急速に発達し、6~8歳で完了する。この時期に視力の発達を妨げる何らかの要因があると、その後は眼鏡や…
猛暑で白内障リスク増大 ~小児期から目の保護必要~
梅雨明け後には本格的な夏が来る。猛暑による熱中症などを警戒するのはもちろんだが、目も無防備ではいられない。多量の紫外線(UV)を浴び…
逆流性食道炎 ~症状の変化伝える(虎の門病院 落合頼業医師)~
胃酸が逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす逆流性食道炎では、胸焼けや酸っぱい物が込み上げるなどの症状が表れる。症状の強さは生活の変化に…
アプリ活用で高血圧治療 ~データ〝見える化〟で生活習慣を改善~
国内に約4300万人の患者がいるとされる高血圧症。放っておけば脳血管障害(脳卒中)や心筋梗塞など脳や心臓の大病につながる。しかし、…
本当に必要ながん検診とは ~利益と不利益(国立がん研究センターがん対策研究所 中山富雄部長)~
がん検診は早期の段階でがんを発見し、治療によってがん死亡率を減少させることを目的とする。一方、検診を受ける利益より不利益が上回る場…
医師と患者の意思疎通カギ ~アトピー性皮膚炎、治療満足度上げる~
アトピー性皮膚炎はまれな病気ではない。強いかゆみを伴う発疹が現れ、かゆくて夜も眠れないなど生活の質(QOL)に深刻な影響を及ぼす。新…
皮膚に赤み、筋肉に痛み ~肺炎合併も―皮膚筋炎(福岡赤十字病院 井上靖部長)~
昨年12月に亡くなった歌手の八代亜紀さんは皮膚筋炎に罹患(りかん)していた。筋肉の炎症によって痛みや筋力の低下が生じる病気で、八代…
つわりの予防と対処法 ~我慢せず相談を(宮の沢スマイルレディースクリニック 馬場敦志院長)~
吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、眠気など、多くの妊婦が経験するつわり。妊娠5週頃から始まり、10~12週頃に落ち着いてその後徐々…
鼻血の原因はさまざま ~危険なケースも(兵庫医科大学病院 都築建三主任教授)~
鼻血は一度に大量に出たり、繰り返したりする場合は注意が必要だ。「命に関わる病気が隠れている可能性もあります」と兵庫医科大学病院(兵…
最新の手術法を日本に導入 合併症と再発を防ぐ―骨盤臓器脱―
子宮やぼうこう、直腸など骨盤の中にある臓器が下がってきて脱出してしまう骨盤臓器脱。重症化すると外出が困難になるなど、日常生活に大き…
上手に水分補給 生活習慣とセットに(帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター 三宅康史教授)
脱水が特に懸念される夏場だけでなく、水分補給は季節を問わず習慣付けておくことが大切だ。水分を上手に取るこつを、帝京大学医学部付属病…
早産増加、子どもの運動機能に影響 ~気候変動による健康被害(東京医科歯科大学 藤原武男教授)~
年々深刻化する気候変動。その影響は、早産の増加や、子どもの運動機能・言語・社会性の発達遅れなどに及ぶリスクがある。気候変動と子ども…
皮膚の傷を洗う、発熱あれば受診を ~急増の「人食いバクテリア」劇症型溶連菌感染症(ひまわり医院 伊藤大介院長)~
喉の炎症などを起こす溶連菌による極めて重い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(劇症型溶連菌感染症)」が増えている。内科・皮膚科のひまわ…