内山真一郎 医師 (うちやましんいちろう)

山王メディカルセンター

東京都港区赤坂8-5-35

  • 脳血管センター
  • センター長

神経内科 脳神経外科

専門

神経内科(脳卒中学、血栓止血学、臨床神経学)

内山真一郎

生涯に5人に1人は発症する脳卒中。そこで以前にも増して重要視されてきたのが「発症予防と再発予防」である。内山真一郎医師は、治療に加えて予防医学の面からも日本の医療をリードする存在。国内および国際共同研究による多くの大規模臨床試験や大規模観察研究を主導している。一次予防、急性期治療、再発予防までのシームレスな治療をめざし、トータルリスクマネージメントを基本方針としている。脳卒中診療は、専門医のみならず、きわめて多職種の医療従事者の関与が必要とされるチーム医療なのだという。

診療内容

一般的なイメージとして「脳卒中を診るのは脳外科医」と思っている人は多いかもしれない。しかし実は脳卒中の4分の3は脳梗塞が占めており、薬剤による内科的な治療が主流なのだという。
「脳卒中は、本来であれば最初に神経内科が診るべきです。たとえば脳梗塞の治療法であるt-PA※は静脈注射ですから、内科的な治療に他なりません。治療全体を通しても、予防や合併症対策、危険因子の管理など、外科よりも内科的な治療を必要とする場合のほうが多いのです」(内山医師)
脳卒中患者を最初に診るのは神経内科医のほうが多い。検査によって症状を見極め、くも膜下出血などの手術が必要な場合を除き、大多数の脳卒中患者は神経内科で治療する。
内山医師の医療活動の特徴は、
1.脳卒中の患者を多く診療している…外来だけでも年間延べ5,000人もの患者を診察しているが、一番多いのは脳卒中だという。
2.治療だけでなく、発症予防、再発予防にも積極的に取り組んでいる。
3.大学病院時代は性格上、難しい症例やめずらしい症例の患者が集まったの3点。
なかでも一番大事にしているのは「予防」だと語る。
「脳卒中患者の3分の1は命が助かっても後遺症が残る。深刻な後遺症が残ると本人も家族も苦悩します。そういう意味でも大事なのは、一次予防だと思いますね。脳卒中の前触れで一過性脳虚血発作(TIA)という病態があるのですが、この段階でいち早く患者を収容し、検査して、治療すれば脳卒中は予防できます。そこで私は、TIAを知ってもらうための啓発活動に加え、365日24時間、TIAの患者に対応する『TIAクリニック』の構築が必要だと考えています」(内山医師)
2014年4月より山王病院・山王メディカルセンター脳血管センター長として勤務

医師プロフィール

1949年生まれ
1974年 北海道大学医学部を卒業後、東京女子医科大学勤務
1981年 アメリカのメイヨークリニックに留学
1995年 東京女子医科大学神経内科助教授
2001年 東京女子医科大学神経内科教授
2008年 東京女子医科大学神経内科主任教授
2014年 山王病院・山王メディカルセンター脳血管センター長、国際医療福祉大学教授

「脳卒中」を専門とする医師