水谷徹 医師 (みずたにとおる)

昭和大学病院

東京都品川区旗の台1-5-8

  • 脳神経外科
  • 主任教授

脳神経外科 外科

専門

脳神経外科、脳血管障害、脳動脈瘤クリッピング術、頚部頚動脈内膜剥離術、バイパス術、解離性脳動脈瘤、脳血管病理、良性脳腫瘍(聴神経腫瘍、髄膜腫 ほか)

水谷徹

水谷術者二十数年間にわたり脳動脈瘤、頚部頚動脈狭窄、バイパス術などの脳血管障害の手術治療、良性脳腫瘍の手術を中心に取り組み、この分野において豊富な手術経験を有するエキスパート。脳動脈瘤の開頭手術、頚部頚動脈内膜剥離術、脳血管バイパス術、良性脳腫瘍の手術を得意とし、遠来からの紹介も多い。解離性脳動脈瘤については全国のオピニオンリーダーとなっており、蓄積症例は約300例を超え、おそらく世界一の症例数である。2012年に同院脳神経外科に異動後も第一線で活躍している。

診療内容

脳卒中は、脳血管障害の総称で、出血性疾患(脳動脈瘤、くも膜下出血など)と、脳虚血性疾患(脳梗塞など)の2タイプがある。水谷医師が長である、昭和大学脳神経外科はその両方を扱っている。この分野における水谷医師への評価は非常に高く、脳神経外科の代表的な学会「日本脳神経外科コングレス」で教育講演を行った経験をもつ。評判を頼りに、水谷医師の執刀を希望し、遠方から来院する患者も多く、未破裂脳動脈瘤の手術数は年々増加傾向にあるという。
無症候性未破裂脳動脈瘤の平均在院日は12日~13日で国立大学を中心とした全国主要病院の平均26.4日より、大幅に短くなっている。“安全、確実”な手術を心がけることをモットーにしており、生活自立の状態で帰宅する率も最近10年間で99%超と、手術成績も極めて良好だ。
「脳動脈瘤の治療法を考える際、コイル塞栓などの低侵襲な血管内治療はも選択肢に入れてはいる。昭和大学脳神経外科では開頭クリッピング、コイル塞栓の両方のエキスパートが純粋に治療を検討できる体制になっている。開頭クリッピングはそのイメージでコイルに比べて敬遠されぎみだが、現状では、コイル後の再発の心配や手術中のリスクを考慮すると、両方の選択肢を検討した上でクリッピング術を選択した方がよい場合も多い」というのが水谷医師の考えだ。
脳虚血性疾患の一種で、脳血管が詰ることで発症する脳梗塞でも、同科は高い治療成績をあげている。急性期の脳梗塞は、1分でも早い治療開始が必要だが、昭和大学では、MRI、MRA検査が即時にできる体制で、素早い診断を可能にしている。
「24時間365日態勢でMRI、MRA、CT、カテーテルによる脳血管撮影検査ができるのは、脳卒中を治療する上で不可欠な条件」だという。
「ベストの結果が得られるよう、安全な手術を心がけ、治療の説明はできるだけわかりやすく詳細に説明しています。そして治療実績、治療成績は常に公表する」がポリシーだ。
前任地の東京都立多摩総合医療センターでは2002~2011年の10年間の脳神経外科手術件数が5,542件。また、その中でも術者、指導助手、監修者として脳動脈瘤クリッピング術1,147件(2011年は160件)、頚部頚動脈内膜剥離術 556件、脳血管バイパス術 327件、脳腫瘍摘出術 613件 と日本有数の規模の数の手術を主導。治療にあたっては、詳細にデータを検討し徹底的に治療方針、手術の方法をきめ細かくスタッフ一同で討議して決定している。
昭和大学で扱う脳神経外科の疾患は、脳血管障害(脳動脈瘤、頚部頸動脈狭窄、脳AVM、脳血管バイパス術)、脳腫瘍(下垂体腺腫、髄膜腫、神経鞘腫、神経膠腫、転移性脳腫瘍など)、機能外科(顔面けいれん、三叉神経痛)などが中心。くも膜下出血、脳出血、頭部外傷などを中心とする、2-3次救急疾患は24時間体制で積極的に受け入れている。

医師プロフィール

1959年 大阪府生まれ、灘高校卒業
1984年 東京大学医学部 卒業
1986年 同大学脳神経外科入局、総合会津中央病院、日赤医療センターなどを経て
2005年 東京都立多摩総合医療センター部長
2012年4月 昭和大学医学部脳神経外科 主任教授就任

「脳卒中」を専門とする医師