医師の紹介
最近では、従来の治療で救えない患者さんのために再生医療などの新治療法開発のための研究にも力を入れている。
吉村医師は、カテーテルで行なう脳血管内治療とメスで行なう脳外科手術の両方を手掛ける「二刀流」医師である。兵庫医科大学病院には手術室の中にカテーテル治療用の機器を備えた「ハイブリッド手術室」があり、それを駆使して両方を組み合わせた治療も可能で、全国から多くの患者さんが受診する。また、次世代を担う若手医師の育成にも力を注いでいる。
診療内容
吉村医師は「脳卒中のほとんどは予防が可能なのです」と言う。吉村医師が考案した【脳卒中をやっつけろ五か条】がある。それは、「1. 敵を知り、2. 己を知れ、3. 危うきを避け、4. 薬を煎じ、5. 術を使え」の5つから成り、具体的には「1. 脳卒中のことを理解し、2. MRI検査など自分の体を調べること、3. 脳卒中になりやすい因子を避け、4,5. 薬や手術などで予防する」というものである。脳卒中を避けるためには、患者さんやその家族にも知識が必要であると考え、10年以上前からブログ「脳卒中をやっつけろ!」で情報を発信しており、2018年3月には脳卒中予防に関する情報をわかりやすくまとめた書籍「脳卒中をやっつけろ!」も出版した。
医師プロフィール
1989年 岐阜大学医学部卒業 、同大学脳神経外科学教室に入局
1992年 国立循環器病センター脳神経外科
1995年 岐阜大学大学院 脳神経外科
1999年 ハーバード大学マサチューセッツ総合病院脳卒中研究室
2000年 スイス・チューリヒ大学脳神経外科臨床研修員
2004年 岐阜大学大学院医学系研究科 助教授
2013年 兵庫医科大学脳神経外科 主任教授
2014年 兵庫医科大学 脳卒中センター長(兼任)
「脳卒中」を専門とする医師
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内山真一郎 医師 (うちやましんいちろう)
山王メディカルセンター
脳血管センター センター長
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卜部貴夫 医師 (うらべたかお)
順天堂大学医学部附属浦安病院
脳神経内科 院長補佐 教授 脳神経・脳卒中センター長
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片山泰朗 医師 (かたやまやすお)
総合東京病院
神経内科 脳卒中センター センター長
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加藤庸子 医師 (かとうようこ)
藤田医科大学病院 坂文種報徳會病院
脳神経外科 教授
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坂井信幸 医師 (さかいのぶゆき)
神戸市立医療センター中央市民病院
脳神経外科 部長
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作田学 医師 (さくたまなぶ)
日本赤十字社医療センター
神経内科 医師(非常勤)
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酒向正春 医師 (さこうまさはる)
ねりま健育会病院
院長
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里見淳一郎 医師 (さとみじゅんいちろう)
きたじま田岡病院
脳神経外科 病院長
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篠原幸人 医師 (しのはらゆきと)
立川病院
神経内科 顧問(前院長)
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鈴木明文 医師 (すずきあきふみ)
秋田県立脳血管研究センター
地方独立行政法人秋田県立病院機構 理事長
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豊田一則 医師 (とよだかずのり)
国立循環器病研究センター病院
脳血管内科 副院長(脳血管部門長)
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水谷徹 医師 (みずたにとおる)
昭和大学病院
脳神経外科 診療科長
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峰松一夫 医師 (みねまつかずお)
国立循環器病研究センター病院
名誉院長
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村山雄一 医師 (むらやまゆういち)
東京慈恵会医科大学附属病院
脳血管内治療部 脳神経外科 診療部長 主任教授
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吉峰俊樹 医師 (よしみねとしき)
医誠会病院
脳神経外科・脊椎脊髄外科 名誉院長