常岡寬 医師 (つねおかひろし)

東京慈恵会医科大学附属病院

東京都港区西新橋3-19-18

  • 眼科
  • 名誉教授

眼科

専門

白内障

常岡寬

常岡寬医師は、従来の小切開白内障手術よりも、さらに小さな創口から白内障手術を行う極小切開白内障手術を世界に先駆けて開発した。これにより侵襲の少ない白内障手術が可能になり、現在では2.0mm前後の創口で白内障手術を行っている。めざすのは『痛くない手術法、良好な視機能』。患者の都合や術後の眼の状態にもよるが、希望をすれば日帰りも可能という。白内障の手術を、安全でより身近に感じさせてくれる。大切な眼の治療を安心して任せることができる医師である。

2017年3月末日にて退任。現在、新規の患者の受付は行っていない。

診療内容

眼科領域には広い分野にわたっていろいろな疾患があるが、東京慈恵会医科大学附属病院の眼科では各分野の病気に対してそれぞれの専門医がそろっていることが特色であり、どのような眼疾患に対しても最先端の診断、治療を受けることができる。手術は、各専門医によって毎日施行されており、緊急手術にも速やかに対応できる体制が整えられている。
診療部長として同科を率いる常岡医師は、独自に考案した「極小切開白内障手術」で、名医として知られている。「極小切開白内障手術は、約1.0mmの傷を2か所つけるだけで混濁した水晶体を摘出する手術方法であり、2000年に発表しました。以前は、眼内レンズを挿入するために傷口を3.0mmまで広げなければいけませんでしたが、最近では、2.0mm未満の傷口から入れることができる眼内レンズが開発されたため、眼に負担の少ない手術が実現しました」と常岡医師
「最近、多焦点眼内レンズや乱視矯正眼内レンズなど種々の機能を有する眼内レンズが市販されていますが、これらの眼内レンズの特徴を十分に理解してもらった上で、一人一人の生活環境に適した眼内レンズを選択することを重視しています」(常岡医師)。
眼内レンズを挿入する手術の場合『1眼10分前後』の短時間で行うため、患者にとっての身体的な負担だけでなく、時間的負担さえも軽減していると言えよう。ここで大切なことは安全性への配慮であり、どのような白内障に対しても、「できるだけ丁寧な手術」を行うことに心がけているという。
「同院では、つねに新しい術式を開発して世界の白内障手術をリードしており、質・量ともにわが国トップレベルの白内障手術を行っています」(常岡医師)

医師プロフィール

1976年 東京慈恵会医科大学 卒業
1980年 東京慈恵会医科大学 大学院 修了   
1985年 国立相模原病院 眼科 医長
1990年 東京慈恵会医科大学 眼科学講座 講師
1996年 東京慈恵会医科大学 眼科学講座 助教授
2000年 東京慈恵会医科大学 附属第三病院眼科 診療部長
2007年 東京慈恵会医科大学 眼科学講座 主任教授
2010年 日本眼科手術学会 理事長(2014年まで)
2017年 東京慈恵会医科大学 眼科学講座 名誉教授