辰巳賢一 医師 (たつみけんいち)

梅ケ丘産婦人科

東京都世田谷区梅丘1-33-3

  • 産婦人科
  • 院長

産婦人科 婦人科

専門

不妊治療

辰巳賢一

できる限り自然に近い妊娠、すなわち、必要最小限の治療で妊娠することを目指している。そのため、患者にとって最も負担の少ない治療から開始し、妊娠するまで、徐々に強い治療へとステップアップしていく方法を取る。一方、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療が必要な場合には、機を逸することなく積極的に行なっている。一般不妊治療から生殖補助医療まで、不妊に関するすべての分野で豊富な知識と経験を持ち、これまでに15,000人以上の妊娠に成功している。

診療内容

人工授精、体外受精、顕微授精、胚凍結保存、胚盤胞移植、精巣精子を用いた顕微授精、Assisted hatching、など、最先端のほとんどの不妊治療を行っている。
初診から約1ヶ月の間に、超音波検査、精液検査、血液検査、子宮卵管造影検査などの様々な検査を行い、排卵障害、卵管障害、男性因子、子宮内膜症、抗精子抗体陽性、性交障害、子宮頚管因子など不妊原因を調べる。特に検査で異常を認めない原因不明の不妊もかなりの割合で認められる。また、最近は女性の年齢が高くなったため、妊娠できないケースも増えている。一般に自分の卵子で妊娠、出産できるのは43歳までで、44歳になると妊娠しても流産となり、45歳になると妊娠もできなくなると言われている。同院では、46歳で妊娠、47歳で出産が治療による妊娠出産の最高齢である。
排卵障害がある場合には、排卵誘発を行う。これも出来るだけ少量の排卵誘発剤での排卵を目指している。このため、クロミフェンなどの内服薬、HMGなどの注射薬を組み合わせ、それぞれの症例毎の、必要最小限の排卵誘発を行なっている。
卵管因子が疑われる場合には、連携病院に腹腔鏡や卵管鏡などの手術的手技を依頼する一方、必要と考えられる場合には体外受精を積極的に行なっている。
男性因子に対しては、毎週水曜日に専門医による男性不妊外来で診察を行い、薬物療法を行うと共に、重症度により人工授精、顕微授精を行う。また、無精子症の場合には、精巣精子を用いた顕微授精を行い、多くの妊娠、出産例を得ている。
子宮内膜症が不妊原因となっている症例は多い。タイミング指導や人工授精で妊娠しない場合には、連携病院に腹腔鏡手術を依頼する場合と、自施設で体外受精を行う場合がある。
性交障害に対しては、薬物療法やカウンセリングが奏功する場合もあるが、最終的には人工授精を行うことが多い。
原因不明不妊に対しては、原則として、排卵のタイミングをみて、最も妊娠の可能性の高い時期に性交するように指導するタイミング指導を約3~6ヶ月行い、次のステップとして、子宮腔に運動性良好な精子を注入する人工授精を3~6回行う。これで妊娠に至らなければ体外受精などの生殖補助医療を考慮する。このステップアップのタイミングは、年齢、不妊原因、検査結果、患者側の希望などから、個々の症例毎に判断する。
体外受精については色々なバリエーションがある。排卵誘発剤の使い方にも、自然周期、低刺激、調節卵巣刺激の3つのパターンがあり、胚移植についても、初期胚移植、胚盤胞移植、新鮮胚移植、凍結胚移植などのいくつかのパターンがある。これらのどの方法が最も良い結果がでるのかについては、現在まだ結論が出ず、多くの体外受精施設で異なった方法が行われている。同院では、卵巣刺激は調節卵巣刺激法、新鮮胚移植は初期胚移植、凍結胚移植は胚盤胞移植というパターンを原則としているが、必ずしもこの原則にとらわれず、個々の症例にとって最も適した方法を選択している。

医師プロフィール

1979年 京都大学医学部卒業
1979年 京都大学病院産婦人科研修医
1981年 長浜市立病院産婦人科医員→部長
1985年 東京大学医科学研究所免疫学研究部客員研究員
1986年 京都大学病院産婦人科医員→助手、外来副医長、病棟副医長、不妊外来、体外受精チーム
1990年 神戸中央市民病院産婦人科副医長
1991年 梅ヶ丘産婦人科副院長
1998年 厚生科学審議会先端医療技術評価部会 生殖補助医療技術に関する専門委員
2004年 梅ヶ丘産婦人科院長